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2017.07.10

トビラコへようこそ!

 

初めての場所が苦手でパニックを起こしてしまう子にとって
夏休みの臨海学校、林間学校は不安が渦巻く場所になってしまいます。
 
このシーズンになると、あるお母さんから聞いた
臨海学校や林間学校を「初めての場所」にしない工夫を思い出します。
 
それはこんな工夫です。
「臨海学校は、実際に親子で一度、同じ時間の電車に乗って、同じコースを巡りながら、みんなと来たいね、楽しみだねと言って、行きたい!という気持ちになるように話しかけました。それが良かったようで、無事に臨海学校に行けました」

 
この知恵と工夫は、多くの人に知ってほしいと思い、『発達障害 あんしん子育てガイド』にも掲載しました。
 
以前、遠足でパニックを起こし、電車に乗りたがらなくて大変な思いをした経験があり、それからは、ネットでこれから行く場所の画像を見せて「ここが駅だよ。こういう道を歩くんだよ。この公園だ遊ぶんだよ」と説明して安心させていたそうです。
 
「安心」というのは、本当にどんな場面でもキーワードになりますよね。その子が安心できるような環境づくりができれば、もうそれだけで十分なんじゃないかと思ったりします。

社会に出たら、そんなことをしてくれる人はいないから、と思われるかもしれません。でも、それよりは、いま目の前の子どもが安心に包まれることの方が大切ではないでしょうか。大人になる過程で、自分の特性を知り、解決策を見出すことができるようになっていくように思います。

もう、20年以上も前の話ですが、初めての場所が苦手というビジネスコンサルタント(それでビジネスコンサルタントというのも不思議ですが、優秀でクライアントから信頼されている人でした)の人の話を聞いたことがあります。
 
その人は、プレゼンテーションする前に、相手の会社付近に足を運び、会社のまわりをぐるぐると歩き回って帰ってくるそうです。ただ、それをするだけで自信を持ってプレゼンテーションに臨むことができるようになったとのこと。そんな風に自分で工夫できるようになるんですよね。
 
だから、小さいうちは、安心できるテクニックを伝えるのはとても有効ではないかと思います。安心と自信は常にセットですからね。

 

トビラコ店主より

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人気ブロガーのアマミモヨリさんが「きいて・はなして はなして・きいて トーキングゲーム」をブログに書いてくれました。おもしろくて、ためになる使い方です。

http://ameblo.jp/amami-blog/entry-12282332914.html?frm_src=favoritemail

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