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2017.07.11

トビラコへようこそ!
 

「親はわが子の専門家」
子育て雑誌の編集者時代に、ある先生から聞いた言葉です。育児書をいくら読んでも、子育てセミナーにどれほど通っても、そこに答えはなく、結局のところ、わが子のことをいちばんよく知っているのは、毎日の生活をともにしている親。
だから目の前の子どもをよく見てね、という話です。
 
なぜ、この話を思い出したかというと、木村順先生の「ポジティブクレーマーになろう」に読者からお便りをいただいたからです。ずいぶんと前に掲載したものなのですが、「発見」してくださったのですね。改めてこのコンテンツを読み直してみて冒頭の言葉を思い出したのでした。
 
発達障害の特性はこうであると、決めつけることができないのは、日々子育てをしている親たちがいちばんよく知っています。だから、担任が知識だけ仕入れても必ずしもすべての子にあてはまるわけではありません。もちろん知識は必要です。持っているに越したことはありません。でも、ひとつのモノサシを当ててみてもどの子も微妙に(あるいは大きく)違っていたりします。
 
「うちの子のこだわり」、「うちの子が不安に感じること」は、やはり、日々生活をともにしている親がいちばんよく知っているのです。
 
それを担任の先生に理解してもらうための手法を、木村順先生がお話しされているのです。
 
ただ「理解してくれ」ではなくて、普段から担任の先生との関係を良好にしておき、こちらの言い分を聞いてもらえる関係を築きましょうね、という話です。
 
ネットの片隅のこんな小さなサイトのコンテンツを見つけてくださって、お便りまでいただき、本当にありがたいです。
そしてさすが木村順先生の話は現場感覚に基づいているからこそ伝わるんだということを改めて認識した次第。
 
お便りを掲載したこところ、また別の方からもお便りをいただきました。こちらもご紹介させていただきますね。
 
余談ですが、いいなと思う先生ほど、現場感覚が研ぎ澄まされていて、ひとつのモノサシだけ当てて子どもを見たりしないように思います。だからでしょうか、子どもの変化にとても敏感です。
 
お世話になっている安部博志先生は、この道30年のベテランで、膨大な知識やデータはおもちですが、それはそれとして、という態度で目の前の子どもに接していらっしゃいます。あえてモノサシを振り回さないところに
「ひとりとして同じ子はいない」という目で子どもを見ようとする先生の志のようなものを感じるのです。

 

トビラコ店主より

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人気ブロガーのアマミモヨリさんが「きいて・はなして はなして・きいて トーキングゲーム」をブログに書いてくれました。おもしろくて、ためになる使い方です。

http://ameblo.jp/amami-blog/entry-12282332914.html?frm_src=favoritemail

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