お知らせ一覧

2017.07.20

【重要】利用規約更新のお知らせ(改定日2017年7月19日付)

2017年7月19日付で、利用規約を更新いたしました。
新商品「小さな花畑」についてのご注文・お支払い・配送方法についての項目が加わりました。
この更新をご確認いただき、変更内容についてご理解くださいますようお願いいたします。
内容については、以下をご確認ください。
・利用規約

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トビラコへようこそ!
 

教室では5分と集中していられないけど、特定の分野では驚異的な知識をもつ子がいます。
 
先日知り合った、小学5年生の男子がそうでした。ある特性をもっていて体幹が弱く、椅子に姿勢良く座っていられないそうです。このため、ダラッとした状態で座ったり、つらいと机に突っ伏したりします。特性をよく知らない先生からは「やる気がない」「だらしない」と注意され、教室の隅っこで小さくならざるを得ませんでした。
 
ところが、この男の子は飛行機に大変に詳しく、詳しいどころかその知識は専門家レベルです。それもそのはずで、専門家が読む本や雑誌を熟読しているのです。お母さんの話だと、漢字も距離や重さの単位も、時には英語まで専門書や専門誌から覚えたそうです。
 
あー、これって、まさに安部博志先生の言っていた「意欲の皿」が広がった状態なんだなと思いました。意欲というお皿が、自分の興味のあることを深めるために、どんどん広がっていく。その皿が大きければ大きいほどいろんなことが入ってきます。
 
椅子に45分座って興味のない漢字の練習をさせられるのは苦痛でしかないなくても、自分の知識を深めるための手段となった途端に漢字や熟語に興味をもつようになる。
算数の時間に機械的に覚えさせられる単位も、飛行機の速さや重さなどを知る手がかりとなると知った途端に単位が急に輝いたものになってくる。
 
「知りたい」「自分の知識を深めたい」「自分にはまだまだ知らないことがたくさんある」という気持ちが、学びの原点であるなら、まさにこの男の子は日々学び続けているわけです。
 
子どもが興味あることは大事にしてあげたいものです。飛行機の専門誌を読んでいる子に「そんなことより、漢字の練習しなさい」とお母さんが言っていたら、この男の子の意欲の皿が小さくなって漢字も入ってこなかったことでしょう。
 
「専門誌は高いんですよね」と苦笑しながらも、買ってあげているお母さん。きっとお値段以上(どこかで聞いたキャッチフレーズですが)の価値あるものを子どもに与えていると思いますよ。

余談ですが、この男の子は体幹を支える椅子に座ったところ、姿勢良く座ることができて、自分から机に向かうようになりました。特性を補ってくれる道具の存在の大きさに改めて見直した次第。

 

トビラコ店主より

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人気ブロガーのアマミモヨリさんが「きいて・はなして はなして・きいて トーキングゲーム」をブログに書いてくれました。おもしろくて、ためになる使い方です。

http://ameblo.jp/amami-blog/entry-12282332914.html?frm_src=favoritemail

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