お知らせ一覧

2017.07.31

トビラコへようこそ!
 

土井高徳(たかのり)さんは日本で唯一の治療的里親として、問題を抱えた子を自宅に引き取って育て、社会に送り出していらっしゃいます。トビラコ店主が子育て雑誌編集者時代にとてもお世話になった方です。
 
土井さんが引き取る子どもたちは、他の施設では手に負えないくらいに問題を抱えているケースが多く、その中には発達系の子も少なくありません。子どもへの無理解から親からも周囲からもひどい目にあい、居場所をなくした子どもたちを養育しているのです。
 
学術博士としての豊かな見識をお持ちの一方で日々子どもたちのトラブルと格闘していらっしゃいます。なので、お話は具体的で今日から役に立つものばかりです。
 
その中のいくつかをご紹介しますね。ワンポイントレッスンとしてフェイスブックに上げていらっしゃいます。子どもと過ごす時間が長くなる夏休みに役立ちそうなものを取り上げてみます。

 
【宿題があるのに、ゲームをなかなかやめようとしないとき】
 
子どもに指示するときは、予告をして実行させる
「ゲームを止めて宿題をしなさい」と突然言うのでなく、「10分したらゲームを止めて宿題をしなさい」とあらかじめ予告をして実行を促す。
 
予告は見通しを持たせます。発達系の子どもは、特に見通しがつかないと不安を覚えます。その不安がこだわりになっていると考えられます。

 
【ワンセンテンス・ワンミーニング
】
「Aをして、Bをして、それからCをしなさい」といった指示を避け、「Aをしなさい」それが終わったら、「Bをしなさい」といった具合に、ワンセンテンス・ワンミーニング(一回の指示で一回の行動を促す)の原則を守る。
 
並時的処理(同時にいくつかの課題をこなすこと)が苦手だという子どもは多いですね。継時的処理(一つのことに集中して処理し、終わったら次の課題に取り組む)にしてやるといいですね。

土井高徳さんの著書は専門家向けが多いのですが、一般向けには以下があり、どれも子育てのヒント満載です。

思春期の子に、本当に手を焼いたときの処方箋33』(小学館新書)
ちょっとしたストレスを自分ではねか返せる子の育てかた』(青春出版社)

 
特に宣伝を頼まれたわけではないのですが(そんなことを頼む先生でもありません)、長きにわたり素晴らしい実践をされている方なのに、あまり知られていません。より多くの方に知っていただきたくて機会があると土井先生を紹介することにしています。
 

トビラコ店主より

ーーーーーーーーーー

人気ブロガーのアマミモヨリさんが「きいて・はなして はなして・きいて トーキングゲーム」をブログに書いてくれました。おもしろくて、ためになる使い方です。

http://ameblo.jp/amami-blog/entry-12282332914.html?frm_src=favoritemail

ーーーーーーーーーー