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2017.08.04

トビラコへようこそ!
 

「固く約束して、守る」ことが大事なんだとわかりました。ものすごく個人的なことなので、あくまで参考程度に聞き流していただいても、全然構いません。
 
ダウン症で自閉症の特性を強く持っている妹は、こだわりが強く、路線変更が苦手です。外出するときには、これから行くところの丁寧な説明が必要なわけですが、これをいい加減にしてしまうと勘違いされてしまいます。その結果、自分の描いているところではないからとパニックを起こします。なので、これ以上丁寧にできないというくらい丁寧な説明と見通しが大切なんだということが最近になってわかりました。これから行くところの写真を見せている人もいます。とてもいい方法ですよね。
 
歯医者さんに行くのに電車に乗って行くこと、先生の前で口を開けること、口を開ける予行演習もします。チクチクすることも伝えます。歯医者さんが終わったら、帰りにはスーパーに寄ってお菓子を買うことも丁寧に、繰り返し伝えます。道を歩いている時でも帰りのコースを伝えておく。こうすることで、見通しがはっきりして気持ちが安定してくるんです。
 
この見通しを「約束」と考えるといいかなと思いました。二人の間で交わされた固い約束。決して裏切られる(路線変更)ことのない約束。それが守られた時に安心するのと同時に信頼関係が築かれる。こう考えると見通しを伝えることをおろそかにはできません。
 
子どもとの約束は決して破らないというのが、大人としてのあるべき姿です。妹は子どもではないけれど、精神年齢でいうと子ども同然です。だから子どもとつきあう態度で接することが大事なのです。
 
さらに、その約束にプラスアルファのお楽しみをつけると、それだけは路線変更であっても歓迎すべきことになります(あくまで妹の場合ですが)。暑いから途中でアイスコーヒーを飲む程度のことでも大変に喜びます。約束が遂行された上でお楽しみですからね。
 
結局、約束を守るということは、相手を安心させるということです。安心に勝る環境はありません。予告なし、説明なしの路線変更は裏切りであり、不安に陥れてしまうのです。二人の間に信頼関係は築けません。
 
あくまで、個人的な話ですが、最後の数行は普遍的ではないかなと思っております。その場しのぎの守れそうもない約束は、だからしてはダメなのです。

 

トビラコ店主より

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人気ブロガーのアマミモヨリさんが「きいて・はなして はなして・きいて トーキングゲーム」をブログに書いてくれました。おもしろくて、ためになる使い方です。

http://ameblo.jp/amami-blog/entry-12282332914.html?frm_src=favoritemail

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