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2017.08.30

トビラコへようこそ!
 

いっとき雨後の筍のようにできた放課後等デイサービスですが、質の低さが目にあまり認可を取り消されたところが昨年だけで50か所もあるそうです。
 
指導員に専門的な知識がなく、狭い部屋でビデオを見せるだけで終わらせたり、子ども同士のトラブルが多発するなどしていたり。一番被害にあっていたのは子どもたちでした。
 
放課後等デイサービスを運営する母体が居酒屋チェーンだったり(特定の施設を指しているわけではありません。例えばの話です)、療育や教育とは全く関係のない業種だったりすると、経営する側が療育の勘どころがつかめていないために、どうしても専門職の人を集めづらくなります。
 
すると、スタッフを集めるのに「子ども好きな人大募集」的な抽象的なものになってしまいます。でも子ども好きだけでいいのでしょうか。相手はなんらかの障害を抱えている子どもです。専門的な知識や経験なしで、単に子ども好きだけではやはり難しいように思うのです。
 
子どもが拗(す)ねてしまった時に、その子が気持ちの切り替えができていないことを即座に判断して、そっとしておくなりしてなんらかの手を打つ必要があるのに、他の子と遊ばせようとしたりしないでしょうか。
 
パニックを起こしている子に対して、パニックをやめさせることに躍起になったりしないでしょうか。
 
テンションが上がったまま、帰したりしないでしょうか。
 
思いつくまま挙げただけでも、専門的な知識が必要な場面がいくつもあります。

今、自治体では放課後等デイサービス設立の要件として、保育士の資格を持っている人を雇うことを条件にしていますが、本当は保育士を雇うことだけでは質の向上につながりません。児童発達支援や放課後等デイサービスは保育園ではないからです。
 
トビラコ店主の自閉症の妹が三楽病院で検査した時の話です。検査は、手術室に入って受けなければならないほど大掛かりになりました。手術室の雰囲気に怯えてどうしても入ろうとしない妹、なだめすかしても頑として動こうとしません。もうあきらめかけていたその時です。女医さんが妹の横に座り、何事かを囁きました。するとまるで魔法がとけたように、妹は長椅子から立ち上がり自分から手術室に入ったのです。やっと検査を受けてくれるという安堵感で、何を囁いたのかを聞くのを忘れましたが、これがプロの仕事だと思いました。
 
障害の特性を理解して、よい方向へと導いてくれる人たちを子供たちは待ち望んでいると思うのです。

 
 

トビラコ店主より

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人気ブロガーのアマミモヨリさんが「きいて・はなして はなして・きいて トーキングゲーム」をブログに書いてくれました。おもしろくて、ためになる使い方です。

http://ameblo.jp/amami-blog/entry-12282332914.html?frm_src=favoritemail

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トビラコが編集した本

【5刷決定!】『発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)

発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)

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