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2017.08.31

トビラコへようこそ!
 

「みんな違っていい」というのは大人になったから言えることであって、子どもは「みんなと同じがいい」という場合があります。
 
毎日使うものが、他の子と違うというだけで嫌がる子は少なくありません。力の加減が上手にできない子用の文房具類などは、本当によくできているなと思うのですが、肝心の子どもが嫌がって使わないことがあると聞いたことがあります。
 
目立ってしまうし、自分は定規やコンバスを上手に使えないとまわりに教えているようなものだからなんでしょうね。なんとなく、その気持ちわかります。
 
教室というのは同調圧力が強いから、他の子と違っていたり、目立ったりするとそれだけでからかいの対象になってしまいます。からかう子が悪いという正論は、この場合役に立ちません。
 
なので、見た目は特別感がなく、だけどその子にとっては使いやすくする工夫があるといいなと思います。通級や特別支援学校の先生たちから聞いた工夫を思い出しながらお伝えしますね。それ、うちもやっているよという方、お役に立てなくてごめんさない。でも、もしまだの方がいらしたらお試しを。
 

・定規の裏にすべり止め
「定規用すべり止めシール」という名で市販されています。必要な長さ、幅に切って定規の裏に貼って使える5枚入りです。薄くて目立ちません。
 
・ソフト下敷き
汎用性が高いのでオススメ。コンパスの針をプチッとさせば安定した状態でコンパスを使えます。筆圧の加減がうまくいかない場合も、つるつるした下敷きと違って鉛筆がすべりません。ボールペン用下敷きとして市販されています。
 
・コンパスのつまみ部分にゴム
コンパスのつまみのネジの部分を固く閉めて輪ゴムでぐるぐる巻きにすると、つまみやすくなります。
 
・指に合わせて調整できるリコーダー
穴の位置に指を合わせるのではなく、指の位置に合わせて穴の位置を調整できます。元々は指が不自由な人のために開発されました。アウロスというブランドです。http://www.aulos.jp/products/disabled.html
 
・座布団の裏にすべり止めのゴムシート
椅子をがたがたさせてしまう子のために。通常の座布団の裏に滑り止めシートを貼ると座布団のすべり出しを防止することができます。ホームセンターなどで販売されているメッシュ状のすべり止めシートを座布団の面積に合わせて切って接着剤で貼り付ければ出来上がり。

 
このうちのどれかが、小さな困り感の解消にお役に立てれば幸いです。

 
 

トビラコ店主より

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人気ブロガーのアマミモヨリさんが「きいて・はなして はなして・きいて トーキングゲーム」をブログに書いてくれました。おもしろくて、ためになる使い方です。

http://ameblo.jp/amami-blog/entry-12282332914.html?frm_src=favoritemail

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トビラコが編集した本

【5刷決定!】『発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)

発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)

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