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2017.09.17

トビラコへようこそ!
 

障害のある弟と妹がいることを、最近まであまり言わなかったのは、それをいうと「よく不登校にならなかったわね」とか「よく不良にならなかったね」とか、中には「家出しなかったの?」とかいろいろと言われてきたからです。
 
もちろん、相手に悪気があるわけではないし、むしろその逆で励ましのつもりなんでしょう。でもね、そう言われた方は本当に困ってしまうんです。それまでは、それが当たり前の生活をしていたのに、急にその生活は「普通じゃない」と言われているようで。
 
だから、そう言われるたびに、心の中で「あなたが作り上げた物語で、私を見るのはやめて」と思っていました。が、そのようにいう人たちは、たいてい善人です。情が熱くて、時には「お節介」を自称している人たちなのです。このような人たちには何を言っても通用しません。話はそれ以上発展しないし、発展のしようがありません。
 
だから、もし、兄弟や家族に障害のある人がいると聞いたら、冒頭のようなことを言って驚かせないでほしいな、と思います。それよりは、いい情報、いい知恵、素晴らしいスキルを持っていそうな人を知っていたら教えてあげてほしい。
 
特に伝えるものがなければ「そうなんだ」だけでもいいし、もし興味があるなら障害の特性について聞くのもいいと思います。
世の中にはいろいろな家族がいます。障害のある子がいるおかげで、家族の結束が強くなることもありますし、もちろんその逆もあります。一つとして同じ家族はいません。これは障害があろうかなかろうか同じですよね。
 
だから、ご自分の思い込みだけで、ステレオタイプなことを言うのは差し控えてほしいなと思うのです。でも、さすがに最近はステレオタイプな人は減ったように思います。それだけ認知されてきたからでしょうか。
 
昔、テレビドラマで「同情するなら金をくれ」と言うセリフがありましたが、
「同情するなら情報をくれ」ですね。ま、その情報も玉石混交ではありますが。そこから先は、受けた側が判断することです。
 
 

トビラコ店主より

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人気ブロガーのアマミモヨリさんが「きいて・はなして はなして・きいて トーキングゲーム」をブログに書いてくれました。おもしろくて、ためになる使い方です。

http://ameblo.jp/amami-blog/entry-12282332914.html?frm_src=favoritemail

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トビラコが編集した本

【5刷決定!】『発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)

発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)

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