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2017.10.05

トビラコへようこそ!
 

施設などで起きる障害児(者)への虐待を、人として許せないとんでもないことをする人を思い浮かべるかもしれません。
 
でも、実際には利用者に熱心に関わっている人の場合が多いそうです。パニックを起こしている人(子)をなんとかしようとしたり、まわりに合わせるために、その人(子)の行動を変えようとしたり。そんなことがエスカレートして虐待になってしまうとか。
 
では、虐待を防ぐにはどうしたらいいのか。支援する人を支援する仕事をされている山田由美子さんのセミナーに参加しました。
 
山田さんは特定非営利活動法人サポートひろがりの代表を務める方です。福祉屋あおいという名前でブログを書いていらっしゃいます。
 
虐待が起きやすいのは利用者がパニックを起こした時です。だから、パニックを起こさせないようにすることが虐待防止になります。でも山田さんのところへはパニックが起きたらどうしたらいいのか、という相談が多いそうです。
起きたらどうするかよりも、起きないようにすることの方が先。

 
そもそもパニックはSOSであるというのが山田さんの考えです。確かにそうですよね、不安だからパニックになるわけです。不安にさせる要因は、その人(子)によって違います。
 
たとえば、パンはおやつと言われた子は、食事の時に出されたパンは絶対に食べないそうです。食べなさいというとパニックになったり。車で2時間で着くところを渋滞だと3時間くらいかかるということがわからなくてパニックになったり。
 
山田さんは、20年間続いた、ある男性のパニックをゼロにした経験の持ち主です。
 
支援をしている方、支援に関心のある方、もちろん保護者にも山田さんのブログを強くおすすめします。毎日更新していらっしゃいます。
 
 

トビラコ店主より

 
 
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人気ブロガーのアマミモヨリさんが「きいて・はなして はなして・きいて トーキングゲーム」をブログに書いてくれました。おもしろくて、ためになる使い方です。

http://ameblo.jp/amami-blog/entry-12282332914.html?frm_src=favoritemail

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トビラコが編集した本

【5刷決定!】『発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)

発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)

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やはり、いつもいつもここで言っていることですが、安心にまさる環境はありません。