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2017.11.01

トビラコへようこそ!
 
 

子どもの多様性を認めるために発足したはずの組織や施設が、大きくなるにつれ、いつのまにか、画一化された学習へと向かい、そこで働くスタッフが息苦しくなってしまっているという話を、最近ポツポツ聞くようになってきました。
 
スタッフに気持ちの余裕がなくなると、当然、そこで学習する子どもたちにも影響が出てきます。立派な理念(だけど本当は具体性に乏しく、従って子ども一人ひとりには行き渡らない)、おしゃれな広告(だけど、ステレオタイプ)に触発されて、子どもを通わせたのだけど、どうもしっくりこない、それで辞める。辞めて、近所の小さな学習支援教室のようなところへ通い始めて、初めて子どもが自分なりの学習ができるようになる。
 
そんな話も聞きます。それはそうです、画一的なことをよしとしない子どもに対して、画一的な教材を与えたところで、うまくはいかないでしょう。
 
発達支援の施設を選ぶ上での大きなポイントは立派な施設でもなければ、おしゃれな広告でもありません。大事なのは「目の前の子どもの支援」が、できているかどうかだと思います。それには、やはり子どもの支援をある程度の年数、まじめにしてきたスタッフが関わっているかどうかが、大きなポイントになりますよね。
 
AくんとBちゃんに対して違った支援ができるかどうか。
 
違った特性を持っている子に対して同じ教材で同じ方法で学習させている施設だとちょっと首を傾げてしまいます。
 
この間まで、高齢者施設を展開していたり、まして居酒屋チェーンでした、というところにそれを求めるのは難しいのではないかと思います。これまでのビジネスマインドだけでは、教育、特に発達支援はできないように思います。
 
とはいえ、福祉にマーケティング感覚が必要なことも確かではありますし、そこは相変わらず課題でもあるのですが。
 
それはそれとして、基本は「目の前の子どもの支援」「気になる子どもの支援」に目が注がれているかどうか。ここが大きなポイントで、発達支援の施設を探す時も、このポイントを外さないと、それほど間違えないと思います。
 

 

トビラコ店主より

 
 

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発達障害の子のためのアロマオイルの発売、カウントダウンに入りました。

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トビラコが編集した本

【6刷り間近か】『発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)

発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)

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