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2017.11.03

トビラコへようこそ!
 
 

「できない理由」を探すな、とよく言われます。
 
でも、発達系の子は「できない理由」を探すことが大事です。特に勉強の場合は、できないのにはわけがあります。
 
例えば、漢字学習。何回も書いて覚える、というのが一般的です。でも、発達に凸凹があるとそれでは覚えることができません。そして、「できない理由」もその子によって違います。
 
知的な遅れがないのに、怠けているわけではないのに、漢字の練習をしても覚えられないというときは、「できない理由探し」をしましょう。子どもに聞いてみるのもいいし、療育の専門家に相談するのもいいでしょうし。
 
記憶中枢に問題があると100回書いたとしても、翌日には忘れています。これなんかは、親が気がつくことができるかもしれません。たくさん練習したのに覚えていないとなれば記憶に問題がある疑いが濃厚です。
 
でも、「あんなに練習したのに、なんでできないよのよ」と責められてしまうと「できない理由」を見つけてもらえず、子どもは苦しむことになります。で「自分はダメなんだ」と思い込むようになってしまうかもしれません。
 
空間認知に問題があると、文字の配置がよくわからなくなります。変な形の漢字を書いていたら、空間認知に問題がある可能性が高いですよね。

あるいは、白地に黒い文字だと虫が這っているように見えるという場合もあります。これは、子どもに聞いてみないとわかりません。漢字がどう見えるのかを、一度聞いて見てもいいでしょう。
 
こうしたことが当てはまっていたら、感覚統合や視覚訓練をしてくれる療育の施設に相談してみると、いいと思います。また「感覚統合」関連の本もおすすめです。
 
「できない理由」を探して、適切な対応をする。これが発達凸凹の子への望ましい接し方だと思います。
 

トビラコ店主より

 
 

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発達障害の子のためのアロマオイルの発売、カウントダウンに入りました。

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トビラコが編集した本

【6刷り間近か】『発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)

発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)

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