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2017.11.09

トビラコへようこそ!
 
 

飽きがくる香りとこない香りの違いは、多様性があるかどうかだそうです。
tobiracoの療育アロマの精油をブレンドしてくれた薬剤師の久保浩子さんの話です。
 
トビラコのアロマに使っている精油は天然100%。3種類の植物を使ってブレンドしています。
 
ブレンドだと、その時々で香りが微妙に違ってくるらしいです。使っている植物が一つだけだと、どうしても香りが単調になって飽きがきてしまうからブレンドにしたのだとか。あ〜、そういうことだったのですね。
 
ただ、ここで急いで誤解のないようにつけ加えると、使っている植物が、例えば薔薇だけだったとしても、100種類以上のバラのブレンドという場合もあり、「ローズウッド」と銘打っていてもブレンドなのです。
 

で、これを言ってしまうと身もふたもないのですが、香りは値段に比例してしまいます。5mlの「ローズウッド」で2万円くらいするのであれば、間違いなくブレンドであって、200種類くらいのバラを使っているそうです。
 
もう一つ久保さんの話で面白かったのは、ブレンドする時にあえてクセのある香りの植物を混ぜると、深みが出るのだとか。「これ、臭い」というのも、実は香りに大きく反応しているわけです。
 
強引に人間に結びつけて考えると、似たような人だけが集まっているグループよりも、癖のある人が混ざっているグループの方が面白味が感じられます。多様性というのでしょうか。香りのブレンドに癖のあるものを混ぜるって、そいうことなのかなと思いながら聞きました。
 
で、その香りが好きか嫌いかを感じ取る脳というのは、本能に近い脳だそうです。本能に一番遠いのが大脳でおでこ周辺なのですが、ここで理屈をこねたりもするわけです。
 

でも本能に近い脳は、おでこからずっと遠いところにあって、脳の奥の方にしまわれています。理屈は一切考えない。そもそも考えるということはせずに感知するのです。
 
その香りが、好きか嫌いかも、この本能に近い脳が感知して決めています。で、この本能に近い脳というのは単調な香りは飽きてしまうわけで、多様性を求めているというものもなんだかおもしろい。昔、計算で大脳を鍛えるのが流行りましたが、香りで本能を鍛えるというのもいいかも。
 

おかげさまで、トビラコの療育アロマは出足好調です。関心をもってくださった方、お買い求めてくださった方、ありがとうございます。早くもセミナーを計画中です。

 
 

トビラコ店主より

 
 

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トビラコが編集した本

【6刷り間近か】『発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)

発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)

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