トビラコへようこそ!
田んぼの「田」の字が「川」に見えたり、「三」という字が読めなかったり。
ディスレクシア(読み書き障害、ここでは特に読みに困難を抱える人に絞りました)の人の中には、書体によって読めない字があるという話を聞いたのは数年前です。
横棒と縦棒の太さが極端に違う書体だと細い棒が見えなくなるのだそうです。だから、横棒の細い「田」の字は「川」にみえてしまう。特に明朝体と呼ばれる書体は横棒が極端に細いことが多いので、とても読みづらくなってしまいます。
これまで、そうしたことはディスレクシアに詳しい人や一部の専門家の間では知られたことでしたが、一般にはほとんど知られていません。
知られていないというのは、そういう人の存在が認知されていないということです。トビラコ店主もある先生から聞いて、初めて書体によってこんなにも見え方が違う人がいるのだということを知りました。
ディスレクシアの人に読みやすい書体の研究をしているグループがあります。
東京大学図書館情報研究室ということころでディスレクシアの人に読みやすい日本語の書体を研究しているそうです。正式名称は「発達性ディスレクシアに特化した和文書体の研究」です。
ディスレクシアの人に配慮した書体というのは、これまであまり考えられてこなかったのではないでしょうか。
教科書も中身は問題になるけど、書体が問題になったという話は聞いたことがありません。
書体の研究が知られることによって、書体によっては読みづらいディスレクシアの人がいることも知られるようになります。特にデザイナーの人には知ってほしいなと思います。
で、その東京大学図書館情報研究室で読みやすい書体の実験に参加してくれる人を募集しています。ディスレクシアの人、非ディスレクシアの人、両方募集しています。謝礼も出るようです。ご興味のある方はぜひ。
詳細とお申し込みはこちらから
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東京大学図書館情報学研究室「発達性ディスレクシアに特化した和文書体の研究」実験のお知らせ
トビラコ店主より
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おかげさまで、トビラコの療育アロマは出足好調です。関心をもってくださった方、お買い求めてくださった方、ありがとうございます。早くもセミナーを計画中です。
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トビラコが編集した本
【6刷り間近か】『発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)
『発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)
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