お知らせ一覧

2017.11.18

トビラコへようこそ!
 
 

性の話というのは家庭ではなかなかしづらいものです。なのでトビラコで性の話をしてくれたある先生の長い、長い講演をまとめて掲載しようと準備中です。
 
一度立ち上がった話なのですが、こちらの手が回らずにしばらく放置状態になっていました。
 
今年の商品開発が一段落したので、棚に上げたままだった性の話に再び着手することにしました。
 
改めて資料を読んでみると、あれも伝えたい、これも伝えたい、という案件が多く、またここで時間を取りそう。なので、ちょこちょこと小出しにして、時々ここでワンポイントアドバイス的に掲載します。
 
今日のワンポイントアドバイスは、
 
「公共の場でしてほしくないことは、家庭でもさせない」。
 
あ、その前に、ここでお伝えするのは、発達障害や知的障害のあるお子さんに対してのことですので、その点を踏まえていただければと思います。
 
むしろ人との距離の取り方がよくわからないからこそ、小さいうちから教える必要があるともいえます。

 
1)入浴中の息子さん(小学校以上)に母親が新しいタオルや石鹸を渡したい時に、平気でお風呂場の扉を開けてズカズカと浴室に入っていないでしょうか?
 
2)入浴中のお母さんに声をかけるのに、息子さんが浴室に入ってきて話しかけていないでしょうか?
 
3)女性用トイレに息子さんを(ある程度の年齢になっても)連れて入っていないでしょうか。
 
これらが日常的になってしまうと、女性の入浴中に遠慮なく覗いてもいいということになってしまうこともあるそうです。
 
女子トイレに普通に入ってしまって、警察に通報された青年がいたそうです。女子トイレに入ることになんの抵抗もなかったわけです。青年にしてみれば、小さい頃から母親としていたことをそのまましただけなのです。
 
話が一瞬、横道にそれます。
 
公共のトイレについて、ここで何回もお伝えしていることを伝えておきます。子どもが性犯罪にあいやすいのは公共のトイレです。なので、子どもをトイレに一人で行かせるのは危険です。子どもが異性の場合は、親がトイレの外から「お母さん、ここにいるからね」と声をかけるようにします。親が近くにいることを性犯罪者は何よりも嫌います。(社会犯罪学の小宮信夫先生に取材してお聞きした話より)
 
話を戻します。
 
このほか、異性の着替えは、たとえ家族であっても、見ない見せないようにする習慣は必要ですよね。
 
ここで何回もしている話ですが、ある特別支援学校は教室に着替えのスペースがあり、着替え中はカーテンを引けるように天井にカーテンレールが設置されています。物心つく前に(異性に興味を持ち始める前に)、異性が着替えているところは見ない、異性に見せない、といういことを理屈抜きに叩き込んでいるそうです。
 
本人に悪気がなくても、公共の場で許されないことはたくさんあります。性的なことが絡んでくると、なぜそれがいけないのかを教えることが厄介になってきます。
 
構えて「性教育」というのではく、「これを公共の場でしたら、どうなるの?」という観点で見ていくのもいいと思います。

 
 
 

トビラコ店主より

 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

おかげさまで、トビラコの療育アロマは出足好調です。関心をもってくださった方、お買い求めてくださった方、ありがとうございます。早くもセミナーを計画中です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

トビラコが編集した本

【6刷り間近か】『発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)

発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)

ーーーーーーーーーーーーーーー