トビラコへようこそ!
発達障害の子の教材を作りたい。放課後等デイサービスで使っている教材を知りたい(知って作りたい)。
かつて一緒に仕事をしてた出版社の編集者から、こうした相談を時々受けます。「学習障害の子がぐんぐん勉強ができるようになる教材」(題名は変えていますが、こんな趣旨のタイトル)という本を出版したいけど著者を紹介してほしいというのもありましたね。
いずれも大手や中堅の版元です。新しい分野に進出したいということなのでしょう。
この仕事を始めて日の浅いトビラコ店主に相談するということは、ほかにふさわしい相談相手(トビラコ店主もふさわしくないけど)がいないのだなと思いました。
ただ、いつも違和感を覚えるのは「教材」ありきの話であって、その子の学習の仕方というところに関心が及んでいないなという点です。
教材を考える前に、どんな困り感があるのかを知ることが先ではないのかなと思ってしまいます。
困り感が違うのに同じ教材でいいのか、これまでのドリルのようなものでいいのかということから考えないとね。
なので、いつも「さあ、よくわかりません」と答えることにしています。実際によくわからないし。「教材」が先ではなく、「子どもの困り感」が先、という発想になってほしいなと思います。
「私たちの教え方で学べない子には、その子の学び方で教えよう」
日本LD学会の前会長の上野一彦氏は、このようにおっしゃったそうですが、本当にその通りですよね。
教材を作っている大手版元がすでに動き始めているようですが、今度相談されたら、上野先生の言葉を伝えてみようっと。
トビラコ店主より
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トビラコが編集した本
【6刷り間近か】『発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)
『発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)
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