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言葉を覚えるとき、子どもがそれに興味があるかどうかが大事。
ということを教えてくれる番組がありました。テレビのニュースに登場したある診療所(相談室という名前だったかも)です。
そこは、言葉の発達が気になる子どもをみています。子どもだけみるのではなくて親のかかわり方もみて、アドバイスをしていました。
相談に来た親子には、診察室とは別室で親子で遊んでもらいます。その様子をモニターを通して見た先生がアドバイスをします。
親子は、こんな感じで遊んでいました。
男の子は、球を転がすおもちゃに夢中になっています。らせん状の滑り台に球を落として、上からゴロンゴロンと転がしてコトンと下に落とすおもちゃです。
動きがあるのがおもしろいのでしょう、男の子は繰り返しボールを落として遊んでいます。
そこへ、お母さんが「積み木もあるよ」と積み木で遊ばせようとしますが、男の子は見向きもしません。
遊びはそこで終わり。
これを見た先生は次のようにアドバイスしました。
ボール遊びをしているお子さんのそばで、球が転がる様子を言葉にしましょう。「ゴロン、ゴロン」と。積み木には興味がないので、まずはボール遊びを通して言葉をかけてみるように、ということでした。
親は「ママ」とか「パパ」を教えたがりますが、興味がなければ覚えませんと、先生はおっしゃっていました。
よく、絵本を前に「これは、りんご」「これは、いちご」などと教えたくなりますが、子どもが興味を示さなければ覚えられないんでしょうね。
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おもちゃの話になりますが、
あのテレビで、お母さんが「積み木であそぼ」と言った気持ちも、とてもよくわかります。「積み木」は知育玩具の代名詞。子どもの創造性を育むとも言われていますしね。
かたや、ゴロンゴロン系のプラスチック製のおもちゃは、創造性とは無縁に見えます。
親であれば、子どもの知育に少しでも良いものをとなります。
ところが、球ゴロンゴロン系の手作り教材を作っている、特別支援学校の先生がいらっしゃいます。筑波大学附属大塚特別支援学校の先生です。今は校長先生ですが、それまでは教材作り情熱を傾けてほとんど専門家といっていいでしょう。
その先生に見せていただいたたくさんの教材の中には、ゴロンゴロン系がいくつもありました。自分が落とした球の動きを見ることが、とても刺激になるらしいです。
まさに、テレビに出ていた男の子は自分の落とした球の行く末に興味関心があったわけで、ここにお母さんの「ゴロン、ゴロン」という言葉が入ると、おそらくすっと頭に入って、言葉になったのではないかと思います。
たしか、その子は「ゴロンゴロン」と言ったような気がするのですが、記憶が曖昧です。ともかく、言葉を覚える上で、親の「教えたい」を優先させてもあまり効果がなさそうですね。
トビラコ店主より
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