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2018.02.12

トビラコへようこそ!
 
 

「みんなの学校」という映画に登場した先生方の座談会を聞く機会がありました。
 
先生方のお話がとてもよかったのでお伝えします。
 
が、その前に映画「みんなの学校」をご存知ない方のために、以下に簡単な説明を。ご覧になった方は飛ばしてください。
 
ーーーーーーー以下説明ーーーーーー
「みんなの学校」は、大阪市の大空小学校という公立小学校での実践を記録した映画です。特別支援学級がなく、障害のある子もない子も同じ教室で学びます。
 
不登校ゼロ、どんな子も受け入れる学校としても知られ、学区外から転入してくる子もいます。いわゆるインクルーシブ教育がとてもうまくいっているため全国から先生方が視察にくる、そういう学校の記録映画です。
 
ついでに、インクルーシブとは何かという簡単な説明を。インクルーシブの反対はイクスクルーシブ(exclusive)で、「排他的な」とか、「相入れない」とかいう意味です。インクルーシブはその反対で「排除しない」、「受け入れる」ということですね。で、まさに大空小学校がその典型。

ーーーーーーー説明終わりーーーー
 
大空小学校の先生たちのお話で、特に印象に残ったことをランダムにいくつか。
 
1)子どもは、○○障害という目で相手を見ない。
 
その子の行動の特徴をじつはよく見ていて、よく泣く子に対して、単に「よく泣く」ではなくて、「4時間目になると泣く子」として見ている。だからお腹が空いたときに泣くということがわかる。実際、その泣く子の好きな言葉は「給食」。
 
「こだわりのある子」ではなく、「飛行機や電車が好きな子」という見方もする。
 

2)違いの教え方
 
ひとりひとりの顔が違うよね、同じ顔の子はいないよね、と先生が言うと、子どもたちはよくわかって「そんなん、おらんよ」とすぐにわかるようになった。
 

3)子どもにとって安心できる場所があることが大事
 
職員室は子どもが助けを求めにくる場所。子どもが話を聞いてもらえる場所。教室もわからないことを友達が教えてくれる場所(先生は黒子)、学校全体が子どもが安心できる場所であることが大事。
 

大空小学校は、子ども同士のつながりをとても大事にしているので、大人は邪魔をしない、ということに徹しているそうです。映画の中でも子ども同士のトラブルに、先生は介在するものの、最終的には子ども同士が解決できるようにしていました。

 
1)は、ちょっと目からウロコでした。子どもってほんとよく見ていますよね。おそらく、よく泣く子は「〇〇障害」という名前がつくのでしょうが、そういう知識がなくてもどんな時にどんな行動をするのかがよくわかっています。それを聞き出す先生もまたすごい。いい先生は常に子どもから学びますね。
 

それにしても、毎度、申し上げていますが、子どもにとって「安心」にまさる環境なし、ですね。大空小学校の卒業生は、よく学校へ遊びにくるそうです。遊びにきて、「人って変わるもんやな」と自分の成長ぶりを先生に報告したりしているとか。安心できる場所の効力ってずっと続くものなんですね。ちょうど安心できる実家に帰ってホッとする感じなんでしょうかね。
 

 
 

トビラコ店主より

 
 

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