トビラコへようこそ！
鉛筆を使っている世代のほとんどが小学校低学年ではないでしょうか。
高学年以上になるとシャープペン、大人になるとパソコンやスマートフォンを使うようになります。
鉛筆のヘビーユーザーは、小さな手の持ち主であったり、手先があまり器用でない子であったりします。そこをちゃんと見て開発されている鉛筆が、これまでは少なかったのですが、ここ数年、ようやく持ちやすい鉛筆が量産されるようになりました。
三角鉛筆です。角鉛筆とも呼ばれます
手に収まりやすい三角形の軸。太めならなおよし、短めだとさらによし、です。幼児教室や支援級の先生たちイチオシの鉛筆です。
「三角鉛筆」で検索すると、いろいろ出てきます。文具の大手販売店「伊東屋」でも販売されています。
三角鉛筆が量産されるようになるまで、10年以上かかっているんじゃないでしょうか。というのも、トビラコ店主が編集者時代に、持ちやすい鉛筆を読者にご紹介しようと幼児教室の先生に取材したところ、三角形の太くて短い鉛筆を強くすすめられました。でも、それはなかなか手に入りにくいものだったのです。
当時、三角形の軸で太く、短めの鉛筆が手に入るのはKUMON（公文）の教室だけでした。おそらく公文特製だったのでしょうね。あとは、伊東屋でほそぼそと販売されていたように思います。
それがここにきて、量産されるようになった理由はよくわかりません。が、ともかく、子どもの側に立って開発されるのはいいことですよね。
先日、お伝えした下敷きもそうですが、子どもにとって本当に使いやすいものをという視点でもっと開発がすすんでほしいなと思います。
人口が多い時代はともかく売り手市場で、作ればなんでも売れました。でもモノがゆきわたって、子どもの数が少なくなると、生き残れるのは本当に子どもの側に立って開発された商品です。市場が成熟するって、こういうことなんでしょうね。
トビラコ店主より
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