トビラコへようこそ!
放課後デイサービス(放デイ)をビジネスチャンスととらえて、異業種から続々参入しているという話、ときどきニュースで取り上げられます。
つい、昨日の読売新聞に掲載されていたのは、やはり起こるべくして起こったなという記事でした。
子どもへの暴力、暴言、放置。大阪で放デイに通わせている保護者からの訴えであきらかになりました。「体にあざがある」という訴えですから驚きます。
いい放デイの見分け方を保護者が身につけるしかありません。新聞には「保護者が施設を見極めるのは困難」と書かれていますが、そんなことはないと思います。
思いつくまま書いてみます。
1)ホームページよりも口コミ
きれいなサイト、立派なキャッチフレーズはいくらでも作れます。サイトを作る専門家に任せれば、かっこいいサイトは作れます。しかしそれが実態に伴わないことは少なくありません。中には、他社の療育内容をそのままコピペしているフランチャイズもあります。なので、ホームページはあくまでイメージくらいに思っていた方がいいです。
それよりは口コミです。口コミといってもホームページに掲載されているのはあてになりません。通わせている親から直接聞くようにしましょう。
2)実際に運営している人や職員にあう
発達障害の特性に詳しいというのは絶対条件です。この間まで高齢者施設やってました、居酒屋のフランチャイズでしたというと事業所もあります。読売新聞に掲載されていた運営会社の事業内容の項目には「アスベスト除去工事、チケット販売、昆虫飼育」など215種も記載されていたそうです。
その事業者が他にどのような事業をしているのかは、サイトを見ればわかります。その事業所の運営母体をみましょう。
3)保護者の相談に乗ってくれるかどうか確かめる
とても重要だと思います。保護者の相談を嫌がったり相談に課金するようなところはアウトですよね。学校でのトラブル、将来のことなど保護者としては相談したいことがたくさんあるはずで、それに答えられないのは知識がないからかお金儲けしか考えていないからです。
4)療育の目的を運営者の口から聞く
最終的にはその子が将来自立できるように、そこまで視野を広げた療育をしていると感じられるといいですよね。そこまでいかなくても、その子の困り感を軽減するためにしていることや、学習の支援でのノウハウをちゃんと持っていて、子どもが学習意欲をもてるようにしているとか。ビジョンがあれば、具体的な話もいくつも出てくると思います。少なくとも子どもの成長を支援していると感じられるところであってほしいですね。
最後に、トビラコがお世話になっていて、とても敬愛している放デイ「ソラアル」さんの運営者河高康子さんは「受け入れに上限があるので、ビジネスチャンスというほどではないですよ。独立したいけど失敗したくない人がカモられやすい(笑)」そうです。
ビジネスというとすぐにお金儲けと考えてしまうのは悲しい。使う(利用)人に役立ったり、喜んでもらったりすることが先で、その報酬としてお金というものをいただくのだと思います。「儲かる」を先に考えると間違えますよね。トビラコの商品も、放デイの人にお見せして開口一番「儲かりそうですね」と言われるとすごく複雑な気持ちになります。(そんなに儲かりません)
あ、いつかご紹介した本。これも参考になると思います。まず、いい放デイの実践を知ることも大事。
『子どもたちのゆたかな育ちのために 放課後等デイサービス ハンドブック』(かもがわ出版)これを読むと、放デイは、ひとりひとりの子に合わせた療育ができないと、難しいことがよくわかります。
トビラコ店主より
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<宛先>
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