トビラコへようこそ！
筑波大学附属大塚特別支援学校（筑波大塚）で授業の見学をさせていただくと、いつも、あっと気づくことがあります。
先日は、幼稚部を見学させていただきました。ほぼ個別で、一人の子に一人の先生がついていました。授業といっても体を動かす遊びであったり、カードを使ったゲームであったりします。
ある女の子は、ますを押すと曲が流れるおもちゃで遊んでいました。そのおもちゃはタテ４列、横５列くらいに大きなますが並べられていて、ますごとに違う曲が入っています。特別支援教育用に作られてものではなくて、よく見かけるおもちゃです。
女の子は、盛んに棒でますを押して遊んでいました。見るからに楽しそうです。
案内してくれた筑波大塚の安部博志先生は、女の子の近くにしゃがみ、担任の先生を見上げながら「この子、左に目が動いていないね」と言いました。女の子の遊びを見た瞬間に気づいていたようです。
あ、見るのはそこか、と思わず「はっ」としました。確かに、右半分のコマにしか棒を当てていませんでした。
担任の先生は気づいていたのかいないのか、その時はわかりませんでした。でも安部先生はご自分が気づいたことを口にするのと同時に、担任にも気づかせるように促したのではないでしょうか。
遊びながら、その子のどういうところをみるといいのか。それをご自身で示したわけです。担任に「教える」のではなく「気づかせる」、そこがポイントなんだと思います。教えることを専門にしているのが教師なわけですが、「教える」を「気づかせる」にもっていく、いわば水際まで連れていくやり方をする安部先生もさすがです。
いいなと思う教師、よく考えられているなという教材に共通するのは「気づかせる」仕組みがあるということだなと思いますね。自分で「気づいた」ことって、うれしいし身につきますものね。
そういえば、子供をほめるのに、直接本人にほめずに担任にひそひそ声で（でも、子供の耳には届くように）ほめていた校長先生がいて、この先生も子供に「気づかせる」ワザを使っていたんだな、と今、気づきました。
トビラコ店主より
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ウェブサイト以外でも発信しています。
LINE@はこちらから
Facebookはこちらから（日々、なんか発信しています）
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
サイトオープン１周年「ありがとう！」キャンペーン実施中。
毎月3名様にtobiracoオリジナル商品を１点さしあげます。
詳しくは、こちらを。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【香りお試し便のお知らせ】
tobiracoでは、発達障害の子のための「補完医療」として療育アロマを発売しています。
tobiracoの療育アロマって、どんな香りなの？
という方のためには「香りお試し便」（費用は切手代のみ）をお届けしています。
「香りお試し便」は、
専用の厚紙のスティック（試香紙）に「おだやか」と「きりり」の香りを染み込ませてお届けします。
ご希望の方は、返信用の封筒に82円切手を貼ってトビラコ宛にお送りください。
＜返信用の封筒にお書きにいただくこと＞
１）お届け先のご住所２）郵便番号３）お名前
82円切手が貼られていない場合は、お送りできませんのでご注意ください。
＜宛先＞
〒 145-0065
東京都大田区東雪谷1-12-1
Maison15 203
株式会社 tobiraco「香りお試し便」係
お申し込みいただいてから、ほぼ１週間以内にお届けできるようにいたします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
トビラコが編集した本
【６刷決定！】『発達障害の子のためのすごい道具』（小学館）
『発達障害 あんしん子育てガイド』（小学館）
ーーーーーーーーーーーーーーー