トビラコへようこそ!
9月1日は防災の日。2011年にトビラコ店主は、編集者として仙台や気仙沼で子育てネットワークを作っている母親たちに話を聞きにいきました。
その時にお聞きして、これは役立つかもしれないというお話をお伝えします。
何度かお伝えしているので、重複するかもしれません。
●震災を機に防災士になったママの話@仙台
・子どもを抱っこしているときに揺れがきたら移動せずに、その場で低くなる。
抱っこ=重心が高くなっているので、動くと危険。身を低くし子どもに覆いかぶったままじっとしている方が安全です。
・非常食よりも日持ちする食品を消費・補充しながら備蓄(ローリングストック法)。
缶詰、レトルトなどを日常の食事に取り入れて上手に使いまわしながら、常に日持ちのする食品がストックされている状態にしておきます。
これは、トビラコ店主も実践しています。大災害というほどでなくても、台風などで外に出られなくなったときも便利。できれば美味しいものがいいです。
・「必携アイテム」をひとつのポーチに入れてママバッグに
小銭、携帯トイレ、折りたたみコップ、ミニ裁縫セット、ホイッスル、ミニライト、常備薬、保険証のコピー、家族写真(避難所などで迷子になった時などのために)などをひとつのポーチ(100円ショップで売っているアミアミのビニールの袋でも十分)に入れて携帯。
・「手遊び歌」や「マッサージ」を日常の習慣にしておく
夜、子どもが不安になったときに、手遊び歌で歌ったり、マッサージをして落ち着かせたりできるといいそうです。仙台の防災士ママは、子どもにマッサージできるようにしておけばよかったと話していました。
●発達障害の親の会の人の話@気仙沼
・被災後は早期に発達障害専門の心のケアを
何をするのも行列、いつもと違う配給の食事、水洗トイレの水が出ない、夜になっても電気がつかない。。。。などなど。
日常と違うことの連続、こだわりの強い子にとって、そのストレスの大きさは計り知れません。
避難所だとパニックを起こすからと、車の中で長く生活した人もいます。
そして、ここからが重要です。ようやく日常生活が戻った頃、豹変する子が多いとか。子どもによっては半年後だったり、長い子だと3年後だったり。それまで表現できずに溜め込んでいたものが爆発して、ものを壊したり、親に頭突きをしたりする子たちが少なからずいたそうです。
なので、早い段階で専門家による心のケアをしておくことが、あとあとのためにも大事。このことは、あまり報道されないのですが、地元の発達障害の親の会の人たちの話なので本当のことです。
「笑顔が消えたら、危ない」と思ってください、とのこと。早めに心のケアをしておくようにしましょう。
・あれば落ち着くグッズを複数用意
特に自閉症の子は、できる限り「日常に近く」が避難生活のポイント。これがあると落ち着くというものを複数用意しておき、日常的に使っておくように。
・日頃から頼める関係を
避難生活では並ぶことが多く、自分が並ぶ間「子どもを見ていてください」と頼める関係や助けてもらえる関係を日頃から作っておくこと。
・携帯トイレを用意
トイレも行列。並ばなくてすむように携帯トイレは常備しておく。
災害時こそ、「安心」が何より大事ですよね。気仙沼の親の会の人の話には重いものが残りました。
ここから先は、取材の時に体験した、全く個人的な話です。災害となんの関係もない話をさせてください。何の役にも立ちません。
震災から1カ月余りたった頃、トビラコ店主は父親を亡くしています。病死です。
上記の取材のために防災士ママの講習会に参加しました。近所の人たち50人くらい集まっていたでしょうか、10人くらいずつ細長いテーブルを囲んで話を聞いていました。その中のひとりの男性に、トビラコ店主は目が釘づけになりました。
その男性は、亡くなった父と瓜二つだったのです。座り方、仕草、喋り方、冗談の飛ばし方(父がいいそうな冗談ばかり)まで、そっくり。思わず「あ、お父さんがいる」と思ってしまい、失礼ながら、遠目に写真まで撮ってしまいました。
父も東北の生まれです。亡くなる頃は生まれ故郷に帰りたそうでした。もしかしたら、この男性のところに降りてきたのかなと勝手な想像を膨らませて東京に帰ってきたのでした。
そして、母に写真を見せたところ、あっさりと「全然似てない」と言われました。
それだけなんですが、このときの取材は、個人的にも思い出深いものとなりました。
トビラコ店主より
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