トビラコへようこそ！
昨日は、「トーキングゲーム」のイベントを開催しました。
前半がワークショップ、後半がこのゲームの考案者である安部博志先生の講演。
主催した側がいうのもなんですが、とても実りある会となり、アンケートの結果も「満足」という回答が９割以上、感想をびっしりと描いてくださる方も少なくありませんでした。
安部先生の、綾小路きみまろ級の話芸もさることながら、ワークショップもまた参加してくださった方に楽しんでいただけたようで、しみじみ、このような場を作ってよかったと感じ入りました。
さて、そのワークショップですが、安部先生のアドバイスに従ったやり方で行ったところ、トーキングゲームが意図する「安心できる場があれば、人は心開いて話すことができる」が、とてもよくわかりました。
トーキングゲームは、２回に分けて行いました。２回目はメンバーをチェンジ。
１回目も２回目も互いに知らない同士です。一つのテーブルに4人、２回行うと自分以外の6人の話を聴き（傾聴）、6人に自分のことを話す（自己開示）ことになります。
今日初めて会って、たまたま同じテーブルに座った人同士が「今まででいちばん頑張ったことはなに？」「カレーとラーメンとどっちが好き？」「好きな色は何？」というような、何が飛び出すかわからない質問に答えたり、それを聞いたりするって、なかなかないことです。
このゲームのルールは、相手の話をただ聴く、できればうなずきながら聴くというだけです。
否定も批判もされない、何を言っても「肯定」されることが保障されています。それがルールです。
そういう「安心の場」をこのゲームが提供しています。
最初は遠慮がちに話していた方たちの表情が、ほぐれていくのがビンビンと伝わってきました。
自分の発言が揚げ足を取られることも、批判されることもないとわかっていると、人は身を固くせずにリラックスして話すことができるんですね、たとえ知らない同士であっても、です。
昨日は、目の前でトーキングゲームの良さを再確認した次第。安部先生の講演もとても良かったので、引き続き、明日お伝えします。
トビラコ店主より
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