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ボディーイメージ（自分の体の範囲）がつかめないと、人やモノとよくぶつかります。雨の日に傘を差して歩くのもぶつかってしまって大変です。
『ボクの彼女は発達障害２〜一緒に暮らして毎日ドタバタしています！』（くらげ 著 寺島ヒロ 漫画 梅永雄二 監修 Gakken）を読むと、ボディーイメージがつかめないとどいうことになるのかがよくわかります。
この本は、発達障害の夫婦の日常をコミック仕立てで描き、途中に著者であり夫が見た妻の特性や特性に対する対処の仕方が書かれていたり、医師のアドバイスが掲載されたりしています。１巻目が好評だったので２巻目も発売されて、さらに好評のようです。
とてもわかりやすくて、おもしろい本です。発達障害の子（人）と暮らすのに役立つエピソードが満載ですので、おすすめです。
で、ボディーイメージがつかめないのは、「あお」さんという奥さんの方です。
テーブルの上のコップを取り損なうのはコップまで、どのくらい手を伸ばしたらいいのかがイメージできないからだそうです。
読みながら、ほ〜、そんなこともあるんだ、と感心した次第。
「自分から離れているものを取る時は、取ってください、と頼むといいよ」と夫のくらげさんがアドバイスします。
また、あおさんが、傘をさしていてよくぶつかるのは、広がった傘の範囲がつかみずらいためだと気づいた夫のくらげさん。小さな傘をあおさんに提案して、ぶつかるのを避けることができるようになりました。
こうしたことは、一緒に生活しているからこそわかるし、大人なのでそれを言葉にすることができます。
子どもは言葉にできないため、コップを倒したり、人にぶつかったりするのは「不注意」と思われて「気をつけなさい」と叱られたりします。
よくぶつかったり、人に接近しすぎたりする子は、不注意なのではなくて、ボディーイメージがつかめないのかもしれません。そのような目でみると、こちらで配慮できることって結構あるように思います。
トビラコ店主より
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