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トビラコへようこそ!
〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
指導計画書や支援計画書の見直しはされていますか?
『子どもの発達を支える アセスメントツール』(安部博志著 合同出版)には、大切なことがたくさん書かれていますが、その中でも「見直し」のすすめは最重要課題ではないかと思います。
どんなに綿密に立てた計画書であっても、それが完成形ではありません。
日々、成長する子どもに合わせて、目標も課題も変わっていきます。というか変えていかなくてはなりません。
本書には、著者の安部博志先生が担任時代に作っていた「指導計画書」が掲載されていますが、これがすごい。びっしり文字が書かれた計画書のそこかしこに大きな付箋が貼られています。
この付箋は、細くしたいこと、変更したいこと、追加したいことであったりするのだと思います。
計画書の中で赤ペンで囲んでいるのは目標達成。青ペンでで書き込んであるのは修正したいところだそうです。
この計画書を支援に関わる人(親も含め)全てが共有して、同じ方針で子どもを支援していくのだとか。
もし、計画書が何年も同じであったら、それは目標の設定が間違っているか、手立てに問題があるかのどちらか。
それはそうですよね。子どもは、できることが増え、課題も変わっていくわけですから。
目標の設定が抽象的だと、何年も同じということが起きるかもしれません。
たとえば、「友だちと仲良く遊ぶ」という目標は、すごく漠然としています。
でも、具体性を持たせると、その子のできることできないことがくっきりと浮かび上がってきます。
社会性という項目の5歳を例にとってみます。
・「ありがとう」「ごめんね」を臨機応変に言える。
・椅子取りゲームなどでルールを守って遊べる。
・困っている友だちの気持ちを代弁できる。
・
・
・
と、このようになってくると、子どもを見る目も変わってきますよね。よく見るようになってきます。
椅子取りゲームのルールがわからなくてかんしゃくを起こしていたことがあったけど、今は遊びべるようになってきたとか。「〇〇くん、おもちゃを取られたから泣いているんだよ」と友だちの代弁ができるようになったとか。
日常的なことはメモしておいて、支援計画書を立てるときに先生なり支援員なりに伝えることを、安部先生はすすめています。
ついつい、「できないこと」に目が向きがちですが、「できること」「できるようになったこと」に目を向ける習慣にもなりますよね。これもまた支援計画書の副産物でもありますね。
トビラコ店主より
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