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「お・だ・の・ぶ・な・が」といいながら、飛び石のようにおかれた6枚の座布団をジャンプ。
作業療法士の木村順さんの本、『発達障害の子の読み書き遊び コミュニケーション遊び』(木村順著 講談社)をパラパラと見ていたら、こんなおもしろい遊びが目に留まりました。
木村順さんには何回かお目にかかったことがあります。ご本人のお人柄同様に、お考えになることもユニーク。座布団を使った「織田信長遊び」は、リズム感を養います。早口の子、話し方がぎこちない子、楽器の演奏が苦手な子にいいそうです。
1音につき座布団1枚。6音なら6枚。座布団の感覚をジャンプしやすいようにあけて、1音ずつ発しながら座布団から座布団へと飛び移っていきます(座布団がすべらないよう注意)。
もちろん、織田信長でなくてもいいんです。おそらく、この本が書かれた時はゲームの「信長の野望」が流行っていたのではないかと思われます。
自分の好きなキャラクター、「ド・ラ・え・も・ん」でもいいわけです。
一音一音を認識できるので、話し方が滑らかになるそうです。
これ、何かに似ていると思ったら、昔からある道で遊ぶ「じゃんけんすごろく」です。
パーで勝てば「パ・イ・ナ・ッ・プ・ル」、チョキなら「チ・ョ・コ・レ・ー・ト」グーなら「グ・リ・コ」。文字数だけ進みます。階段だとなお面白いですけど、平らな道でも遊べます。
この昔からの遊びが、じつは言葉のリズム感を養っていたとは。だれが考えた遊びか知りませんが、すごいですよね。
昔ながらの遊びで療育に取り入れられるものって結構あります。室内なら「吹き戻し」といって紙でできた小さくて細長い笛。吹くとピロピロと紙が伸びます。以前、言語聴覚士の勉強会に参加させていただたときに、「吹き戻し」は呼吸の浅い子にとてもいいとのことで、教具として使うようにすすめていました。
昨日も触れましたが、お金をかけずに身近にあるもので、できる療育はたくさんあります。
公園のジャングジムは粗大運動やボディーイメージをつかむのにぴったり。ボルダリングは粗大運動や握力をつけるのにもいいですよね。灯台下暗しです。
トビラコ店主
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『PriPriパレット』(世界文化社)にトビラコ店主の「ちょっとためしてみませんか!」連載中
小学館の子育てサイトHugKum(はぐくむ)に
【発達障害の子の小学校入学】学習につまづかない「ノート・日記・下じき」選びで工夫しよう!をアップ!
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トビラコが編集した本
『発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)
『発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)