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2021.06.26

トビラコへ、ようこそ

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
 
【お知らせ】
小学館の子育てサイトHugKum(はぐくむ)に
発達障害の子の学びは道具でサポートできる!読み書き困難をラクにするBest5をプロが厳選をアップ!
 
ソトコト』7月号の特集「ウエルビーイング入門」でtobiracoが取り上げられました。
 
PriPriパレット』(世界文化社)にトビラコ店主の「ちょっとためしてみませんか!」連載中

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放課後等デイサービスには、「療育型」と「預かり型」のふたつに分かれると、ずっと思ってきました。
 
でも、よく考えると、ほんとうにそんなにスパッとわけることはできないんですよね。
 
一般的な説明を、まずはしてみます。
 
「療育型」は、言語聴覚士、作業療法士をはじめ、さまざまな専門家がその子の特性にあった療育をします。バスの送迎がないことが多いです。送迎バスに使うお金があったら、療育の専門家を一人でも多く雇いたいし、教材教具も増やしたいからです。
 
一方「預かり型」は、学校(または指定の場所)まで迎えにきてくれて施設まで送ってくれます。

 
療育とは、一人ひとりに配慮した丁寧な子育て(言語聴覚士・中川信子さん経由、日本の療育の先駆者高松鶴吉氏の言葉)です。でも、「預かり型」で一人ひとりを良くみている施設もあります。
 
例えば、日本で初めて、障害のある子の放課後活動の場を作った「ゆうやけ子どもクラブ」。放課後等デイサービスの原型ですが、バスで送り迎えしています。一人ひとりの子どもたちへの寄り添い方は、ちょっと他の施設はかなわないでしょう。一人ひとりの子どもの記録もよくとっていて、その子が「問題行動」を起こしたときに、記録を数年分遡って、どういうときにその行動を起こすのか、あるいは起こさなくなったのかを職員全員で話し合いながら共有しています。
 
子どもたちは、学校へは行かなくても「ゆうやけ子どもクラブ」には行きたがるそうです。
 
「ゆうやけ子どもクラブ」は、保護者同士の活動の場も作って、孤立しがちな保護者がオープンに話ができる場も作っています。
 
でも、分類からすると「預かり型」なのかもしれません。バスで送り迎えしていますし。
 
逆に「療育型」を売りにしていたとしても、どの子にも同じプログラムを画一的にやらせていたら、それは療育ではないかもしれません。
 
だから、「療育型」と「預かり型」とキッパリと分けてしまうのは違うなと、最近思うようになりました。AかBかではなくて、うちの子にとってどうなのか。子どもが居心地がよさそうにしていること、自信がもてるようにしてくれるところであれば「療育型」でも「預かり型」でも、どっちでもいいのではないでしょうか。

 
 
 

トビラコ店主

 

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トビラコが編集した本

発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)

発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)


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