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発達障害の特性を薄くもっている子たちのしんどい思いは、気づかれにくいことがあります。
このことをずいぶんと前から指摘している方がいます。編集者時代にとてもお世話になった坪井久美子さんです。
坪井さんは、発達障害に関心が集まる前から、当時としては珍しい、思春期まで視野にいれた親の会を立ち上げました(現在は退任)。長きにわたって発達障害の子の幼児期から社会に出るまでをみてきた坪井さん、その言葉にはとてもリアリティがあります。
ご自身のお子さんも特性を薄くもった発達障害で、親子で大変な思いをしてきたこととも関係しているでしょう。
以下、『発達障害 あんしん子育てガイド 幼児から思春期まで』(tobiraco構成 小学館)を引用します。
発達障害の子はストレスに弱い傾向にあり、責めたり、励まされたりすることがかえって、その子を追いつめることになります。
でも、このことを意識している親は少ないように思います。特にグレーゾーンといわれる、特性を薄くもつ子どもたちは、勉強でも友達づきあいでも無理をすればあんとかできてしまうために、つい親も「ちょっと頑張ればできるようになる!」と無理をさせてどうにか乗り切らせてしまいます。でも、それが続かず、思春期になって息切れしてしまうのです。
その結果、中学・高校に進学した途端、授業についていけない、新しい環境にまったくなじめない、友達や先生とのトラブルが絶えないなど問題が表面化して、ときに不登校やひきこもりになったり、うつ状態になったりする子もいます。
そうしたとき親も気をつけてほしいのは、子どもを責めたり、逆に励ましすぎないことです。温かく見守りながら、学校や専門機関などに相談しましょう。その子にあった場所で、その子が安心して教育を受けられることを第一に考えてください。(『発達障害 あんしん子育てガイド 幼児から思春期まで』 特性を薄くもつ子こそ要注意 坪井久美子より)
「頑張る」というのは主観です。それをすることで、自分自身でいられなくなるくらいに大きな負荷がかかる人もいるんだということは、知っておいていいのではないでしょうか。
トビラコ店主
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