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思春期になると、それまでの育てられ方が一気に吹き出してくることがあります。
摂食障害という形で吹き出してきた、自閉スペクトラム症の思春期女子の話を読みました。
愛読している『発達教育』(公益財団法人 発達協会)10月号の特集です。
その思春期女子は、学校で「変なやつ」「でぶ」とからかわれたことを機に、1カ月で10 キロも減量。生理がなくなりました。
医者にかかってわかったことは、女の子が「変なやつ」=「でぶ」=「みんなと違う」という考えにとらわれていることでした。
みんなと違うから、やせたい、だから食べない。その結果、摂食障害に陥り、医師から「あなたのやっていることは、みんなと同じではない」と言われます。
女の子は「みんなと違う」ことを極端に嫌う親に育てられました。3歳で自閉スペクトラム症と診断されるも、親は納得できず、療育で訓練すれば治る(こう思っている保護者は意外と多い)と信じて、嫌がる娘に厳しい療育の訓練を受けさせます。その甲斐があって言葉の遅れはなんとかなりました。
でも、その後も、「みんなと違う」を嫌がる親は、なにかにつけ、娘に「みんなと同じ」を強いてきました。
その結果が、摂食障害だったのです。
子ども時代から「あるがままの自分」を受け入れてもらった経験が乏しいこととも関係しているようです。
療育がなんだか「治す」方向に向かいそうな今、「発達障害の子こそ、その子らしさを大切に」という佐々木正美さん(『発達障害 あんしん子育てガイド 幼児から思春期まで』(tobiraco構成 小学館)の言葉を、もう一度噛みしめたいと思いました。
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