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発達障害は早期発見、早期療育がよいって、ほんと? 定期的に記事なったり、SNSで話題になったりします。
医師や療育の専門家のあいだでも微妙に意見がちがったり、まっぷたつにわかれたりするので、迷うところです。
これまで、わたしが取材してきた信頼のおける先生の意見をご紹介しますね。
●中川信子さん(言語聴覚士/子どもの発達支援を考えるSTの会代表)
療育の入り方が大事。地域によっては1歳半検診で言葉が出ないと、即、医療機関の受診をすすめられることがあるそうです。でも、1歳半ではまだまだ判断がつかないことが多く、親も納得いかないまま、医療機関は福祉のスタッフに不信感を持ってしまうことがあります。
「療育」のドアは、人にあけられて、無理やりに押し込められるのではなく、自らノックして入ることが大切。
(中略)
1歳半検診や3歳児健診からそのまま「療育」へというより、グループワークや心理相談、言葉の相談などにいってみる。そこでママの気持ちを聞いてもらい、少しずつ他の子との違いに気づき「やっぱりそうなのかな」と納得して入る。
●本田秀夫さん(精神科医/信州大学医学部附属病院子どものこころ診療部部長)
診断は何歳までにということではなく、気がかりなことが続いたタイミングでいいと思います。
(中略)
診断によってその子の特性をよく知り、対処の方法を知ることができます。経験上、早めに発達障害の可能性に気づき、告知を受けたお母さんの方が、前向きに対処する気持ちになれるようです。
(『発達障害 あんしん子育てガイド 幼児から思春期まで』より引用)
児童精神科医の宮尾益知(どんぐり発達クリニック理事)さんも、受診が早すぎると専門医でもわからないと言います。自閉スペクトラム症なら3歳くらいまで、ADHDとなると、受診は急がず5歳くらいがよいそうです。
「早期発見」という言葉が一人歩きしてしまって、具体的にどうとらえたらいいのかがあまり伝わっていないような気がします。
親の気がかりや気づきがまず最初。そして納得したうえで療育へ、という流れが自然なような気がしますね。
トビラコ店主
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