トビラコへようこそ！
〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
言われていることがわからない、言葉の意味が理解できない、うまく聞き取れない。
こういう子への支援が具体的に書かれているのが『子どもの発達を支えるアセスメントツール』（安部博志著 合同出版）です。
支援のひとつに、「結論を先に伝えて、細かいことは後から伝える」とありました。
自分のことを言われているようで、すごくドキッとします。
結論に到達する経路を伝えてからの方がいいのかな、と思うのですが、それダメですね。
最近、高齢の叔母たちと電話で話すことが多いのですが、「早口すぎて、英語を聞いているみたいだ」と言われてしまいました。
言い訳になりますが、結論に到達するまでのことを、説明した方がいいだろうと思うから、早口になってしまうわけです。
「結論」がまずある。でも、いきなり「結論」を、ほら、と投げ出すのも乱暴な気がします。でも、結論は早く伝えたい。となると、どうしてもそこに至るまでの道のりが早歩きのようになってしまうわけです。
聞いている方が、早歩きについてこれなくなったり、迷子になったりするんですよね。
先に結論。そこに至るまでの説明は後から。
これを、高齢の叔母に話すときには実行しようと思いました。
母も85歳と立派な高齢者ですが、なぜ、私の話についてこれるのはかなと考えたら、自分の興味あるところだけつまんで聞くという技術を持っていたことに気づきました。要は、半分しか聞いていないということです。
意外な結末を伝えるために、あえて結論をじらすという方法もあるとは思いますが、この際、その話はおいておきます（と、このように横道に逸れるから、聞いている方が迷子になるわけです）。
まず、理解してもらうためには、結論が先ですね、はい。
『子どもの発達を支えるアセスメントツール』には、もっともっといろいろな具体策が書かれているのですが、わがこととして目に飛び込んできたのが「結論が先」というところだったので、お伝えしました。
トビラコ店主より
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