トビラコへようこそ!
〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
「空気が読めない人」は、「まわりに流されないで、自分の考えをちゃんともっている」と、見方やとらえ方を変えることができます。これをリフレーミングといいます。
フレーム(見方や考え方の枠)を、とらえ直す=リフレーミングです。
大切なのは、言葉の言い換えではなく、見方やとらえ方、考え方を変えるという点です。たとえば「空気読めよ」と言われてしまった時に、「自分は空気が読めないダメな人間」ととらえるのではなく、「まわりに流されない」「自分の考えがある」ととらえる。これがリフレーミングです。
「見方をかえる 自分をはげます かえるカード(かえるカード)」を考案した安部博志先生は、まず「自分をOK」と思えるようになること、そして「他人もOK」と思えようになること、そのためのリフレーミングとして「かえるカード」を作りました。
発達障害のある子は、どうしても叱責されたり、まわりから責められることが多く、自分をOKと思えずに自己肯定感が低くなってしまうからです。
かえるカードがめざすところは、自分もOK、他人もOKと思えるようになること。それが幸福の形だと安部先生は話します。
安部先生によると、OK とNOの関係は、次ようになります。
自分NO × 他人NO →絶望
自分OK × 他人NO →傲慢(いわゆるマウント)
自分NO × 他人OK →卑屈(どうせぼくなんて)
自分OK × 自分OK →幸福
自分のことだけではなく、他人のこともOKと思えるようになって初めて幸福になれるということです。リフレーミングは、そのためのものであって、言葉の言い換えではないんです。
子育てに活かすとしても、ベースは「その子を否定しない」「こうあるべきを押し付けない」があって初めて言い換えることができるのだと思います。
「何度言ったらわかるの!」 → 「どうしたいの?」
「いい加減にしなさい!」 →「あと、何分で終わるの?」
という例を、安部先生は挙げていました。これもひとつの例なんですが、例だけがひとり歩きして、「こう言いうのが正解」みたいになってしまうと違うんですけどね。
なので、「かえるカード」に書かれた言葉は、書き換えてもらって全然構いません。むしろ、「うちの子に、これは響かない」と思ったら、変えていただきたいと思います。子どもと一緒に考えるのもありです。
「かえるカード」を使っていただいている放課後デイで、支援員さんと子どもたちとでオリジナルのかえるカードを作りました。
支援員さんが「声が小さいと言われるのがイヤ」と言ったところ、子どもたちが早速リフレーミングしたそうです。
「やさしい声だね」「落ち着く声だね」「繊細な心の持ち主だね」「セクシーだね」
こんなふうに、相手を肯定しながら柔軟にとらえることができるようことこそが「かえるカード」の効用だと思います。「声が小さいことは、いけないことではない」というところから出発して、リフレーミングしているわけですからね。
トビラコ店主より
————
お世話になっている方(聴覚障害、発達障害)が、立ち上げたクラウドファンティングが目標達成!しました。ご支援いただいたみなさま、ありがとうございました。
障害者の収入増を!各地でWebアクセシビリティ講習会を実施!
ーーーーーーーーーーーーーーー
小学館の子育てサイトHugKum(はぐくむ)に記事を書いていました。
ーーーーーーーーーーーーーー
ウェブサイト以外でも発信しています。
Facebookはこちらから(日々、なんか発信しています)
LINE@はこちらから。イベントのお知らせなどもしております。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【香りお試し便のお知らせ】
tobiracoでは、発達障害の子のための「補完医療」として療育アロマを発売しています。
tobiracoの療育アロマって、どんな香りなの?
という方のためには「香りお試し便」(費用は切手代のみ)をお届けしています。
「香りお試し便」は、
専用の厚紙のスティック(試香紙)に「おだやか」と「きりり」の香りを染み込ませてお届けします。
ご希望の方は、返信用の封筒に84円切手を貼ってトビラコ宛にお送りください。
<返信用の封筒にお書きにいただくこと>
1)お届け先のご住所2)郵便番号3)お名前
84円切手が貼られていない場合は、お送りできませんのでご注意ください。
<宛先>
〒 145-0065
東京都大田区東雪谷1-12-1
Maison15 203
株式会社 tobiraco「香りお試し便」係
お申し込みいただいてから、ほぼ1週間以内にお届けできるようにいたします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
トビラコが編集した本
『発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)
『発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー