トビラコへようこそ！

〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
 

「視覚支援」というお題をいただいて、教師向け雑誌の数ページを編集をすることになりました。
 
視覚支援というのは、「見て、わかるようにする」ということです。説明を聞いたり、文字を読んだりしても頭に入りづらいことがあります。でも、図、イラスト、写真、記号などだと、説明がなくてもわかります。専門的には、もっと説明が必要かもしれませんが、だいたい、そんなところだと思います。
 

先生たちにご紹介したいのは、筑波大学附属大塚特別支援学校の「視覚支援」です。ほんと、この学校の支援の工夫はとても参考になります。特別支援学校の研究校でもありますからね。家庭でも取り入れられるものもあると思うのでご紹介します。
 
以前、取材した時の写真データが見あたらず、プリントアウトしたものでご紹介します。画像が荒くてごめんなさい。
 
究極の視覚支援は、「矢印」です。体が自然とそちらに向きます。廊下の右側を歩きなさい、なんて言われなくてもわかります。
 

 

たたみ方の順序が書かれたシートにも感心しました。これにヒントを得て、トビラコの「たたみ方れんしゅうボード」が誕生。当時の同校の先生に監修をお願いし、試作品を生徒さんたちに使っていただいて、改良を重ねました。
 

 

立ち位置には、靴型のシート。これは、玄関に貼っている家もありますね。「脱ぎ散らかさないの！」というよりも、靴型シートがある方が効果的です。靴をおきたくなります。
 

 

椅子の位置もこのようにテープで囲んであるので、見ただけで置き場所がわかります。
 

 

座る位置には、四角形のシート。ちゃんと座りなさいと言われなくても、ここに子どもたちは座ります。
 

 

「言われなくてもできる」工夫が大切なんですよね。
 
取材は、3月後半。新しい情報を、またここでお届けします。

 

 

トビラコ店主

 
 

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