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2020.10.25

「トビラコへようこそ!

〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。

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発達障害の知識は学校の先生は必須ですが、親はそうとは限りません。もちろん知っているに越したことはないのですが。

 
「できないこと」をがんばるより、「できること」を伸ばせばいいは、重度の識字障害の高梨智樹さんの子育ての話を、お母さんの朱実さんに聞いています。

 

小さい頃から体が弱く外で遊べなかった智樹さんのために、朱実さんは「甘やかしているかもしれないけれど」と前置きし、智樹さんがほしがるおもちゃ、目を輝かすおもちゃは買っていたそうです。

 

母、朱実さん


 

好きなおもちゃで遊ぶことで、具合が悪くなることを少しでも忘れてくれればとの思いがありました。

 

これが、のちに、智樹さんの将来につながることになるとは、当時、夢にも思わなかったでしょう。

 

智樹さんは動くおもちゃが大好きで、分解して動く仕組みを確認することに喜びを感じていました。小さい頃は「おもちゃを壊している」ようにしか見えなかったかもしれませんが、そうではなかったのです。動く仕組みを確かめずにはいられなかったのです。

 

中学に入ると、部品を個人輸入してドローンを自作するまでになります。そして、ついには父親とドローンで撮影する会社を立ちあげました。

 

朱実さんは発達障害や学習障害に関しては、あまり知識はなかったようです。信頼のおける先生に出会い、その先生に智樹さんを委ねる形で学校で配慮をうけました。

 

父とドローン撮影の準備をする智樹さん


 

朱実さんのしたことは、智樹さんが「やりたい」ことの背中を押すことでした。

 

「親が無理に何かをやらせようとしてもダメなんですよね。結局、本人が興味を示すことしか伸びないんだろうなと思いました」(朱実さん談)が、功を奏したわけです。

 

まわりと同じように何かをさせるのではなく、本人の「やりたい」に後押しすることが、とく発達障害のある子には大切ではないでしょうか。ほんとうは、発達障害のない子も同じだとは思いますが。

 

 

 
 

トビラコ店主

 

 

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トビラコが編集した本
 
発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)
 

 
 
発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)
 

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