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2020.11.19

「トビラコへようこそ!

〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
 
お試しいただける商品をまとめました、こちらです。

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発達障害の子は、苦手なことはさせなくていい、無理をさせてはいけない。
 
これには、多少の補足がいるように思います。
 
「未学習」「誤学習」という言葉をあてはめてみるとわかりやすくなるかもしれません。
 
たとえば、感覚過敏や触覚過敏、触覚防衛があるからと子どもとかかわることをやめると「共感性」が育たないし、逆に無理やり抱っこしたりしてかかわろうとすると「人を避ける」ようになってしまうかもしれません。
 
前者は人とかかわることを学習できていない「未学習」。後者は人が触られることは恐怖という「誤学習」をした例。
 
さまざまな過敏が「治る」ことはないかもしれませんが、適切な手立てがあれば「改善」することができます。
 
手前味噌になって恐縮ですが、「アロママッサージオイルおだやか」で、感覚過敏が改善された例はあります。お母さんと手をつなぐこともできなかった感覚過敏(触覚防衛もあったのかもしれません)の女の子が、「アロママッサージオイルおだやか」で毎日、ハンドマッサージをしてもらっているうちに、手をつなげるようになりました。
 

 
手を直接触られるのは嫌だったけど、「マッサージオイル」という媒介があると大丈夫だったわけです。そうして何度も「大丈夫」を繰り返すうちに、手をつなげるようになったそうです。
 
この場合「アロママッサージオイル」が手立てとなりました。
 
放っておいてもできるようにはならないし、なんの補助もなしに無理やりやらせてしまうと「不快」「恐怖」を「学習」することになってしまいます。
 
苦手なことや嫌がることを「治す」ために、定形発達の子と同じ手法を使っていては無理があります。でも別の方法なら「できる」ようになったり、「大丈夫」になったりして「改善」はされていきます。それが療育ともいえるかもしれません。
 
本日のお話は、作業療法士の木村順さんが著書『発達障害の子を理解して上手に育てる本 幼児期編』(木村順監修 小学館 2012年)を参考にさせていただきました。この本、とてもわかりやすく解説してくれています。
 

 
久々に読み返したら、やっぱりよかったのでおすすめします。2012年に発行されていますが、この手の実用本は新しいからいい本とは限りません。研究本は別ですよ、最新の研究結果が出ていますからね。でも、実用本となると、やはり著者や監修者が長年、現場でたくさんの当事者を見て、かかわってきたかどうかにかかっています。ちなみに、木村順さんは40年近く現場で療育されてきたかたです。やはり、場数を踏んできた人の話には根拠も説得力もありますね。

 
 
 

トビラコ店主

 

 

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小学館の子育てサイトHugKum(はぐくむ)に連載していました。
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トビラコが編集した本

発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)


 
発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)


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