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とても信頼している学習支援塾の先生から「これは、いいよ」と紹介された国語の教材をいくつか。
ふくしま式シリーズです。
隠れたロングセラーとして長く使われてきた国語の教材です。
たくさんの教材があって、どれがおすすめというのは一概にはいえないのですが、たとえば『ふくしま式 本当の国語力が身につく問題集 小学生版』(福島隆史著 大和出版)もいいです。
この問題集でとくに、塾の先生がおすすめしていたのは、「言いかえる力」を高めるトレーニング。
「つまり」と「たとえば」を使った言いかえです。
つまり=抽象 たとえば=具体です。
例を挙げると。。。
抽象
・くだもの
具体
・みかん ・りんご ・バナナ
くだもの →「たとえば」 みかん・りんご・バナナ
みかん・りんご・バナナ →「つまり」くだもの
「たとえば」と「つまり」を自在にいったりきたりできると抽象的な概念が身につきます。抽象的な概念は、目に見えません。「りんご」は手に取ることもできるけど、「くだもの」は総称なので抽象的で、手に取ることはできません。
この学習支援の先生は、「すきなのどっち?」を教室でつかってくれていて、カードで「つまり」をやることもあるようです。カードを使うことで、視覚支援にもなります。
りんごとぶどう、「つまり」くだもの。
アイスクリームとチョコレーと、「つまり」デザート(スイーツ、おやつ)
車とバス、「つまり」乗り物
夏と冬、「つまり」季節(やや高度です)という感じです。
ほかにも、福島先生のドリルには、「くらべる力」「たどる力」など、徐々に高度になっていき、最終的に説明文と論説文の違いなどが学べるようになっています。が、最初は「言いかえる力」だけでも、かなり語彙の力がつくように思います。
日本の国語の授業というのは、長らく「道徳」の授業と重なっていて(だから、「ごんぎつね」の話は50年以上使われている)、論理的な思考を身につけるという観点はなかったんですよね。
いまは、どうなんでしょうか。出口汪(ひろし)先生のベストセラー『論理エンジン』(出口汪著 水王舎)。
シリーズが人気だったのも、学校の国語教材にないものがあったからです。ちなみに、出口先生の教材は私立の小学校ではよく使われていました(今もつかわれているのかも)。こいうことって、あまり話題にならないんですが、知っている保護者は知っていて塾の先生と共有していたりします。学習支援の塾の先生もすすめていましたね。
トビラコ店主
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小学館の子育てサイトHugKum(はぐくむ)に連載していました。
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トビラコが編集した本
『発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)
『発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)