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2020.12.14

トビラコへようこそ!

〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。

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アロマセラピーが脳にどのように働きかけるのかという実験の結果を、久保浩子先生が発表しました。
 
久保先生は、tobiracoの療育アロマの開発者でもあります。イギリスで補完医療(代替医療)としてのアロマセラピーを学び、ラベンダーで博士号を取得。いわゆる「癒しのアロマセラピー」ではなく、「医療を補完するアロマセラピー」を普及しています。
 
でも、アロマオイルを使ったマッサージの効果を実感できても、数値化することが難しく、「エビデンスは?」に答えることができませんでした。医療系のアロマセラピストたちは歯痒い思いをしていたと思います。
 
それが、ここにきて、脳の活動を見える化してくれる「光トポグラフィー」という機械を使って効果を証明することができました。
 
光トポグラフィーをご存知の方も多いと思いますが、写真のような装置です。なお、写真は私が編集者時代に脳科学者の先生を取材した際のもので、アロマとは無関係です。あくまで、このような装置ということでお見せしています。右上のパソコンの画面に脳の活動があらわれます。
 

 
被験者は子どもではなく、ADHD、ASDのある20代と40代の女性。ラベンダーの精油を染み込ませたシールを胸元に貼って、Go/no Goテストを行いました。
 
Go/no Goテストとは、行動抑制(自己制御能力)を調べるためののものです。ある条件を設定して、それに従った行動ができるかどうか。たとえば、ライオンが画面にあられたら、赤いボタンを押す、象があらわれたら青いボタンを押すというような条件を設定して、パッとパッと変わる画面を見ながら赤や青のボタンを押して正解率をみる、といった感じです。
 
これはあくまで、一例です。いろいろな条件設定があるようですが、いずれにしても条件(ルール)にそって、行動ができるかどうか、行動が抑制できるかをみていきます。
 
ラベンダーの香り刺激が「あり」と「なし」を比べたところ、刺激がありの方が正答率が高いという結果がでました。
まだ、サンプルが少ないものの、ラベンダーで行動抑制ができることが数値化されました。興味深かったのは、発達障害のない人にも同じような実験をしたところ、こちらは香りの刺激があってもなくても同じ結果だったそうです。
 


 
アロマセラピーの歴史は古代エジプトの紀元前にまで遡ります。漢方同様、効果があったからこそ現代まで続いてきたわけです。そして数値化されることで、エビデンスにたどり着こうとしています。
 
エビデンスがないものは認めない、というのが現代の風潮です。でも、エビデンスを求めすぎるのもどうかなと思うことがあります。経験的によかったというものは、必ず何かあります。経験が先、エビデンスは後なんですけどね。ま、数値化されることで、現代人としては安心できることは確かです。

 
 
 
 

トビラコ店主

 

 

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小学館の子育てサイトHugKum(はぐくむ)に連載していました。
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発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)

発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)


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