~店先で、ちょこっとおしゃべり~
お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
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「ライターは、マッチが使えない人のために考えられたんだ」
昔、父(故人)から聞いたことがあります。本当かどうか知りません。ずいぶんと小さい頃に聞いた話だったのですが、すごく感心した覚えがあります。ライターは、障害がある人のために考えられたとは思えないほど普及していて、あたりまえのものになっていたからです。
当時は、まさか自分が障害のある子(人)のための商品を販売するようになるとは思ってもいませんでした。でも、私の心のどこかに「障害のある人のために考えられたものは、すべての人に使いやすい」ということが、刷り込まれたのかもしれません。
トビラコで販売している商品のほとんどが、そうです。
大きなものでは「座位保持用椅子 ザフ システム スクール」。座った時の姿勢(座位)自然にサポートしてもらえることは、だれにとっても座り心地がいいのです。
小さなものでは読み書きに困難のある子のために考案された「カラーマスノート」。お手本をみながら、書き初めの位置やバランスを、マスの色を頼りに書き写すことができるため、だれでもお手本のとおりに正確に書き写すことができます。そんなこともあって、カラーマスノートは、書き方の教室でも使われています。きれいに書けるだけではなく、マスからはみ出さずに書けるのもいいそうです。
昨日、このコーナーでご紹介したランドセルの「ことゆくラック」は、もともとは開発者のお子さんのお友達でダウン症の子が使えるランドセルがなかったことに始まります。ダウン症の子に使いやすいランドセルを開発したら、他の子もみんな使いやすいと子どもたちに大好評でした。
これらの商品は、使う子をよくみて作られていることが共通しています。人が座る、書き写す、荷物を背負うために必要な配慮を障害のある子が教えてくれているともいえます。使う人の目線に立つという商品づくりの原点をも教えてくれているような気がするのです。
トビラコ店主
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小学館の子育てサイトHugKum(はぐくむ)に連載していました。
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トビラコが編集した本
『発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)
『発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)