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わが子の発達段階はどのへんなのか。どんなサポートをしたら、伸びるのか。
知りたい親は少なくないと思います。
『子どもの発達を支えるアセスメントツール』(安部博志著 合同出版)は、支援の専門家はもちろん保護者にも役立つ本です。
専門知識がなくても、子どもの行動のどこを観察したらよいのか。課題は何か、どのようにサポートしたらよいのかが、具体的な場面に応じて書かれています。
まずは、本にセットされている「困っていること確認シート」でわが子の課題を確認することができます。
確認事項は「理解」「行動」「社会性」「その他」の4つ分類され、さらにそこから細かく分かれています。
「理解」の項をみてみると、
1.言われていることがわからない
言葉の意味が理解できない、うまく聞き取れない。
2.目の前の状況が理解できない
何をしたらいいかわからない、活動の流れや因果関係が理解できない。
3.言いたいことが言葉にならない
言葉のレパートリーが少ない、表現の仕方がわからない。
と具体的にあげられています。でも、これだけだと日常生活に照らしてのイメージがなかなかわきませんよね。
本で日常的な場面に落とし込まれて、サポート方法が書かれています。つまり、「困っていること確認シート」と本が連動しているのです。
「理解」の3.言いたいことが言葉にならない、言葉のレパートリーが少ない・表現の仕方がわからない。
を見てみると、次のようなサポートの方法がいくつかあげられています。
□微笑みやうなずき、指さしなど、言葉以外のコミュニケーションを多用する。
□「ジュース? 牛乳?」というように、選択肢を示す。
□「お花が咲いているね」「ワンワンが鳴いているね」など、目の前の状況を言語化する。
□「悲しかったんだね」「本当はゴメンと言いたかったんだよね」など、子どもの気持ちを代弁する。
□余裕がある時には、子どもが意志や要求を自分で伝えられるまで待つ。
□待っても言葉が出ない場合は、きっかけを与える。
□「まねっこゲーム」「絵カルタ」など、言葉遊びやゲームを一緒に楽しむ。
□子どもが言ったことを、そのまま繰り返していう(「おうむ返し」の技法)。
もう一つのシート「発達段階アセスメントシート(Ver.7)は、「運動」「日常生活」「社会性(人との関わり)「知的発達(ことば)」「知的発達(描画)」に分類され、2歳から7歳まで年齢ごとに細かく区切られていて、年齢相応にできることが記されています。このシートで、わが子の偏りをみることができます。
発達に課題のある子の場合は、7歳すぎても活用できます。
「発達段階アセスメントシート」にあるVer.7=バーション7というのは、何度もアップデートしたという意味です。
著者の安部博志先生(元筑波大学附属大塚特別支援学校地域支援部長 現創価大学教育学部准教授)が、15年にわたって現場で支援しながら試行錯誤して生み出されたのが、『子どもの発達を支えるアセスメントツール』です。
検査を受けるのにハードルが高いと感じている方、子どもの課題をはっきりさせたい方、課題はわかるけどどうのように応じたらいいのかわからないという方に、ぜひおすすめします。
トビラコ店主
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『PriPriパレット』(世界文化社)にトビラコ店主の「ちょっとためしてみませんか!」連載中
小学館の子育てサイトHugKum(はぐくむ)に
【発達障害の子の小学校入学】学習につまづかない「ノート・日記・下じき」選びで工夫しよう!をアップ!
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トビラコが編集した本
『発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)
『発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)