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日記や作文に悩まされるのが夏休み。
書くことがないということに加えて、書くことがあったとしてもどう書いたらいいのかまとまらないという子も少なくないと思います。
「書く」と簡単にいいますが、これ、高度な技術を要求しています。
書くことが苦手になってしまう理由のひとつに、日本語独特の語順をあげる小児科の医師がいます。
発達障害の子も診ている「虹の子どもクリニック」院長の河野政樹先生です。
河野先生によると、日本語は「出来事」を思い出す順番と語順と語順が逆になっているからだといいます。
たとえば、「友だちとゲームをして楽しかった」ということを書きたいとします。
英語なら、「ぼく(ぼくたち」は「楽しかった」と結論が先です。そうして、なぜなら「ゲームをしたから」、そのゲームは、こういうもので、こういうところがおもしろい。というように続けることができます。
でも、日本語で、いきなり、ぼくは楽しかったです。としてしまうとあとが続かなくなってしまいます。「楽しかった」にいたるまでに、あれこれ書いて、ようやく「楽しかった」に到達します。
そこで、河野先生は、質問に答えるだけでだれでもが書けるようになる「ひとこと日記帳」を考案されました。
この日記帳は、まず最初にわき起こった感情を書き、そこから、「それはいつ?」「どこで?」「だれといっしょ?」というような質問に順に答える形式です。毎日つけることで、「書く」ことに使う筋肉が鍛えられるそうです。少なくとも、話が散らばることなく、整理できそうですよね。
ここに、これまで取材してきた作文の先生の話をここに付け加えると、できるだけ具体的に表現することもポイントです。
たとえば、単に「公園に行きました」ではなく「〇〇公園」という具体的な名前があるほうが、伝わります。「アイスクリームを食べました」よりも「ガリガリくんのスイカ味をたべました」のほうが絵が浮かびますよね。電車が好きな子なら「新幹線が走っていました」よりも「N700系が走っていました」のほうが、伝わるし、読む方が「電車が好きな子が書いたな」というその子らしさも伝わります。(ところで、N700系はもう走っていない?)。
ひとこと日記帳、よかったらお試しください。この時期、売れているアイテムのひとつです。
トビラコ店主
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