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自閉症の息子と母の暮らしを描いた映画『梅切らぬバカ』が大ヒットしたわけをアップしました。
この映画のヒットをとりわけ喜んでいるのは、障害のある子の親たちだと思います。障害児・者を描いた映画にありがちな奇跡や感動の涙とともに終わるハッピーエンドでもないからです。
映画制作に協力したある障害のある子の親は
「ハッピーエンドではないけれど、自分達が肯定されているようで、それがよかった」
と、監督の和島香太郎さんに映画の感想を語ったそうです。
奇跡や感涙もののハッピーエンドというのは、時に観るものに無力感を与えてしまいます。
エジソンもスピルバーグも発達障害だったという話は、少なくとも「梅切らぬばか」に登場する知的障害を伴う自閉症の子の親にとって、全く別世界の話です。
この映画は一言で言うと、「地続きの映画」です。奇跡もハッピーエンドもない地続き。中年にさしかかった知的障害を伴う自閉症の息子と高齢の母。避けることのできない局面を、どう生きていくのか。隣近所とのつきあいやグループホームの入居。どれも切実な問題です。これを映画という形で、わたしたちに見せてくれています。
このように書いてしまうと、とてもシリアスな映画のように聞こえるかもしれません。でも、思わず笑ってしまうユーモラスな場面も多々あります。
例えば、自閉症特有の几帳面さがゴミ集積所で発揮される場面。近所の人のゴミを「燃えるやつ」「燃えねえやつ」と分別する場面は、思わず笑ってしまいます。でも、なんだか、笑うことが不謹慎のように感じて、監督にインタビューした際に聞いたら、そういう場面は笑ってほしいとおっしゃっていましたね。それも、個性だと。
笑いも、切なさも、等身大で味わえる「梅切らぬばか」、公式HPはこちら。障害のある人にも配慮したフレンドリー上映もあります。
トビラコ店主
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大ヒット映画「梅切らぬバカ」の監督にインタビューしました!
自閉症の息子と母の暮らしを描く映画『梅切らぬバカ』で伝えたかったこと【和島香太郎監督に聞く】
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