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放課後等デイサービスの原点ともいえる活動が、東京都小平市で生まれました。1978年のことです。
土曜日の午後だけ、障害のある子と4人のボランディアが「遊びの会」を行ったのが始まり。
当時は、障害にある子の学校教育がようやく保障されるようになったばかり。つまり、それ以前は、障害のある子には「就学免除(猶予)」が適用されていた時代。
障害のある子たちの放課後や夏休みに、遊びや生活を中心とした活動を通して子どもたちの成長を促そうとすることは大変に勇気のいることだったそうです。
周りからは「若い親を甘やかすな」と苦情を言われ、市に補助金を求めると「学校に通っているのに、どうして放課後までお金を出す必要があるのか」と返されました。
それでも、スタッフと保護者は、「障害のある子にも放課後活動は必要」と訴え続けてきました。それが、現在も小平市で活動している、ゆうやけ子どもクラブ
ゆうやけこどもクラブの実践に感銘を受けて、ドキュメンタリー映画と撮った監督が井手洋子さん。
映画の公式ホームページは、こちら。
tobiracoの記事はこちら。
子どもにとことん寄り添う「放課後等デイ」。映画「ゆうやけ子どもクラブ!」が教えてくれたこと
井手さんは、それまで障害児に縁がなく、放課後等デイサービスの存在すら知りませんでした。たまたま、ゆうやけ子どもクラブから、40周年記念だかの記録を撮るよう頼まれたのがきっかけで放課後等デイサービスを知るようになりました。
ゆうやけ子どもクラブの実践を知るうちに、映画監督として心動かされ、これはドキュメンタリー映画として発信すべきと思ったようです。
井手監督は、全くの門外漢だったのですが、それがかえって良かったのかもしれません。ただひたすら子どもたちを撮り続け、時に苦悩する職員を撮り続けてきました。変に加工せずに、新鮮な素材をポンと私たち投げかけてくれるのが、井手監督の手法なのかもしれません。
私も、この映画を記事にするために、井手監督と話したことがあります。井手さんは、発達障害も放デイのことも知らなかったので、電話でよく聞いてきました。二人とも話し出すと止まらない性格なので、随分と長話になりました。
その井手監督が、8月13日に亡くなりました。まだ68歳。本当に残念でなりません。もしかしたら、ゆうやけ子どもクラブ!の2作目を考えていたかもしれません。
ご冥福をお祈りいたします。そして、井手さんにはお礼を言いたい。いい映画を作ってくれてありがとう。あなたのおかげ、放デイの原点を見つめる人が増えました。
トビラコ店主
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