2017.03.07
大人が介入しないほうがうまくいく場合は多いものですが、昨日いただいたメールもその好例。
「きいて・はなして はなして・きいて トーキングゲーム」と「見る目をかえる 自分をはげます かえるカード」をある教室で使っていた話です。
「トーキングゲーム」を子ども達とやり始めたら、延々と1時間以上続けてもなおやりたがるほどでした。話がふくらんでとてもいい雰囲気になりました。
なかには質問カードの答えがネガティブになってしまう子もいました。そんな子には、高校1年生の子が「かえるカード」を手にして「それは、こう思った方がいいんじゃない?」と言葉をかけてくれるのです。その姿をみてるだけで涙の出る思いでした。(後略)
年齢の違う子ども、そして高校生。大人が入って「指導」なんてしなくても子ども同士でちゃんとやっています。大人が何か「する」のではなく「しない」ことで子どもが学ぶ。そこに気づいた指導員の方もいいなと思いました。
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