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2025.01.06

トビラコへようこそ

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ルポ 「ふつう」という檻──発達障害から見える日本の実像 (信濃毎日新聞編集局 岩波書店 2024)を遅ればせながら読み始めています。

最後まで読んでいないので感想はひとまず控えるとして、多くの発達障害の子にとって学校は安心して過ごせる場ではないということを改めて痛感しました。
 
同時に、つくづく、私が普段おつきあいをしているのは、発達障害界隈の良き保護者や先を走る支援者たちなのだということにも気づいた次第。ここに登場する教師のひとつのパターンとして、発達障害の特性を知らない(知ろうとしない)、ベテランで自分の指導に自信を持っているタイプはかなりまずいですね。
 
自分の指導に自信を持っているという点で、ベテラン教師が作成した教材にも同じことを感じることがあります。自分の成功体験に基づいた教材なので自信があるわけです。でも、その教材は学習障害の子に有効かどうかまではわかりません。この点、教師ではないけど、学習障害を意識して教材を作っている人は違います。自分の教材がどの子にも有効なわけではなく、どのようなタイプの子に有効で、どのようなタイプの子に有効ではないかまで提示している人もいたりします。
 
学習法がひとつではないことをわかった教材作りをしているわけです。この視点、学校の先生にもほしいと思うのですが。「ふつう」の学習法というのはじつは幻想かもしれないように、「ふつう」の学校生活もまた距離を置いてみると変な暗黙のルールや、どう考えてもおかしな校則があります。発達障害界隈から見ると、学校の「ふつう」に子どもたちは最適化させられているとさえ思えてきます。
 
もし、わが子が学校の「ふつう」に苦しんでいるとしたら、早めに教師に障害特性を伝えるべきだと思います。理解してもらえなくても、伝え続けてほしい。あの手この手で。それでもダメなら、子どもが安心できる居場所を探すことが大事かなと思います。
 
ただ、希望は、これまでフリースクール界隈で長年活動してきた人たちが公教育を変えようと動き始めたことです。学校に最適化できなかった子どもたちが通うフリースクールだからこそ、公教育の課題がわかるわけで、2025年はこの動きに注目していく所存です。

 

トビラコ店主

 

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