自動下書き
トビラコへようこそ
~店先で、ちょこっとおしゃべり~
お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
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「こうしてほしい」ということがあれば、まずは伝えてみることが大事です。tobiracoもお客さんの「こうしてほしい」に答えることがあります。もちろん、すべてにお答えはできないのですが、なるほどそれは気づかなかったということが多いです。
たとえば、療育アロマを発売した当初、「どのような香りがわからないから、香りの見本のようなものがほしい」と言われました。
ああ、確かにそうだなと思いました。tobiracoの療育アロマはお店で販売していません。開発の経緯も独特で、アロマで療育をしている放デイの子ども30人と保護者、職員の協力を得て、発達障害の子にアロマでマッサージの施術をしているアロマセラピストが作った香りですが、そういわれてもピンときませんよね。
そこで、香りお試し便で試してもらうことにしました。香りお試し便があることで、子どもが自分で好きな香りを選べるようになりました。「療育に使うアロマは、子どもが好きな香り」であることが重要です。好きな香りでなければ療育になりません。ほんと、あのときのお客さんの指摘に感謝です。
座位保持椅子ザフシステムスクールも、お客さんから「座ってみないとわからない。試してみたい」とリクエストがありました。
ザフシステムスクールは施設等でデモ機が利用されることはあっても、個人でのデモ機の貸し出しはしていませんでした。でも、そこをなんとかと頼み込み、個人にもデモ機を貸し出すようにしてもらいました。ザフシステムスクールは決してお安くない商品です。座り心地を試してみないことには安心して購入できませんからね。
ザフシステムスクールを試した上で、もう少し座面の傾斜がほしいというお客さんには、独自のウレタンのクッションを提案しました。「こうしてほしい」の声があるから、こちらもメーカーと考えて提案できるのです。
最近では、座位保持椅子ポンパのメッシュタイプの布地を水拭きできるものにしたいというリクエストに答えました。美容室で使うとのことですので、髪の毛を簡単に払うことができて、拭けるものがよいわけです。じつは、ポンパは生地を張り替えることができます。メーカーが用意している生地もあれば、持ち込みの生地もOKです。生地の張り替えについては、サイトには書かれていないのですが(今度から明記します)、生地を張り替えたら子どもが美容室で楽に座っていられるとの思いがあったのでしょう。
そういえば、以前、お客さんのリクエストに応えて、ポンパをピンクの可愛いレザー生地に張り替えたこともありました。
「こうしてほしい」は、まずは伝えてみるものだと思います。こちらが気づかないことがありますからね。
ちょっと強引に結びつけてしまいますが、この話、「合理的配慮」に通じるところがあるのではないでしょうか。「こうしてほしい」に、教師が気づかないことがあります。あまり構えずに気軽に伝えていいと思います。そこから「できる」であったり、要望通りにはできないけど「こういう方法もあるよ」(代替案)と提示されて、そこから話し合いが始まります。保護者(当事者含む)と学校の話し合いを積み重ねて「困り感を」軽減することが、合理的配慮。この「話し合いを積み重ねる」があまり伝わっていないような気がすることがあります。
トビラコ店主
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トビラコ店主が取材した記事が小学館子育てサイトHugKumに掲載
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小学館子育てサイトHugKumに佐藤義竹先生のインタビュー記事が掲載されました。
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