自動下書き
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学習障害の子は「静かに困っている子」といわれます。
目立った行動をするわけでもなく、自ら「困っている」と訴えることが少ないからなんでしょうね。
読み書き障害でいえば、静かに困っているのは「読み」に課題を抱えている子だと思います。「書き」に課題のある子は、書いた文字を見ればわかります。単に乱暴に書いているだけ(書字障害にあらず)なのか、ほんとうに文字の形をとらえることができないのかは、よくみるとわかるものです。そもそも、書字障害の場合は書いた本人が読めないといいます。だから、困るわけですが。
そこへいくと、読みに困難を抱えている読字障害はとてもわかりにくいです。まったく読めないという「読字障害」は少なく、なんとか読めてしまいます。読めるけど疲れて読み続けることができない書字障害の子がもっとも多いそうです。
なまじ読めてしまうと、「練習不足」「慣れれば読める」と思われてしまいますが、実際には練習したからといって、スラスラと読めるものではありません。
では、どのようにして読みの障害に気づいたら良いのでしょうか。
東大先端科学研究所で、読み書き障害に詳しい近藤武夫先生によると、家庭でできる次の方法を試してみるとよいそうです。
子どもが持ち帰ってテストの答案用紙を使います。正解できていない問題を親が読み上げます。子どもが「あ、そういう問題だったんだ」とそこで初めて問題の意味を理解して、正解できれば読みに困難を抱えている可能性が高いそうです。
問われていることを理解できないのではなく、読みに困難を抱えているために問題文を読むことが高い障壁となって、問題を解くまでに至らないわけです。
知的に遅れがないのに、読むのが苦手だったり、テストの点が低かったりしたら、ぜひお試しください。そして、我が子が読みに困難を抱えていそうと思ったら、担任の先生に相談してみてはいかがでしょうか。音声教材の使用を検討したり、そこまでいかなくても、テスト用紙を拡大してもらったり、リーディングルーラーを使いなどの工夫が考えられます。
トビラコ店主
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トビラコ店主が取材した記事が小学館子育てサイトHugKumに掲載
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小学館子育てサイトHugKumに佐藤義竹先生のインタビュー記事が掲載されました。
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