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2025.06.16

トビラコへようこそ

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
 

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ゲームのルールは、参加した人(子)たちが楽しむためのものだと思います。

参加した人(子)にあわせてルールを変えるのはありです。今は、年齢が違う同士の子が遊ぶ機会が減っているかもしれませんが、私が小さい頃は近所というだけで、一緒に遊ぶ子の年齢はバラバラでした。自分の妹や弟を連れてくる子もいましたからね。

小さい子が参加していれば、ルールを少し変えたり、手加減したりしていました。
 
先日、あいうえおポーズかるたを使っていただいている、ある放デイに、どのようにして遊んでいるのかを聞きました。すると、参加メンバーにあわせて、とても柔軟に使っていただいていて感心した次第。
 
たとえば、吃音の子やLDの子が参加する場合。
 
文字を読まずにすむよう、ポーズだけであてる。LDの子はたくさんのかるたからポーズをとり、文字を探すのは大変。吃音の子は読み札を読み上げるのに緊張しえしまうので読まずに自信がポーズをする。
 

いわゆる一番病の子たちが参加している場合。
 
取り札の枚数が少なくなった時点で、職員がとる側として参加する。実際、こだわり強しくん同士がポーズをとると頭をぶつたりして危険だそうです。
 
このように参加するメンバーにあわせて、ルールを変えるのも支援のひとつ。
 
ゲームは、ルールを守れるようになるためと考える人がいるかもしれません。私はこの考え方には、どこかひっかかるところがあるんですよね。順番が守れないなら、守れるようなルールを考えるのも支援ではないでしょうか。
 
ルールありきではなく、子どもありき。子どもが先、ルールが後と考えたいです。そもそもゲームは遊びです。社会の縮図でもなければ、社会に出た時の訓練の場でもないと思うのです。
 
子どもが楽しめるためのルールでありたい。トーキングゲームを考案した安部博志先生は、よく「たかが、ゲームじゃないか」と先生方に話していました。
 
ほんとに、そう。そもそも、社会は30分や1時間で終わるゲームほど単純じゃないですからね。

 

トビラコ店主

 

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トビラコ店主が取材した記事が小学館子育てサイトHugKumに掲載
 
  
障害のある子の困り感を解決する「合理的配慮」とは?スペシャリストに聞いた、うまくいく心構えと実践手引き
 

 
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小学館子育てサイトHugKumに佐藤義竹先生のインタビュー記事が掲載されました。
 

発達障害の子どもたちの「苦手」や「できない」が私を成長させてくれた。子どもを診断名でラベリングしないで!【筑波大学附属特別支援学校・佐藤義竹先生】

 

 
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