自動下書き
2017.03.05
発達障害の特性はおそらく生涯つきあっていくものなのでしょう。でも大人になるとその特性をうまくコントロールして、むしろプラスに転じることができるようになる人がいます。
昨日、発達ナビのフォーラムに参加してそのことを知りました。堀内祐子さんの長男ケントさん(日本人)は、発達障害で小さいころから強いこだわりがありました。
たとえば、壊れたガスファンヒーターを直してくれと夜中言い続けた小学校時代。そのとき、堀内さんは気がつきます。
「ケントの顔を見たら、幸せそうには見えなかった」。むしろこだわりから抜け出せないつらさのようなものを見たのでしょう。そこに気づく堀内さんはすごいなと思いました。
で、大人になっても続くこだわりと、どう折り合いをつけたか。
相手が自分に協力したいと思ってもらえるようにして、こだわりを通すようになったそうです。
それを聞いて、これが、大人になるということなんだ。
と感じ入ってしまいました。
で、さらに考えると、堀内さんがお子さんを否定しなかったというのも大きかったと思うのです。
自分を否定されずに育った子は、自分を大切にできるでしょう。
まわりの人を傷つけずに、自分も傷つかない方法を選べるようになるのではないでしょうか。
堀内祐子さんの著書『発達障害の子とハッピーに暮らすヒント-4人のわが子が教えてくれたこと』(ぶどう社)
トビラコ店主も子育て雑誌の編集者時代にこの本からいろいろと学びました。