自動下書き
~店先で、ちょこっとおしゃべり~
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コミュニケーションの基本は「聞く」。
「聞く」からすべてが始まる。
カウンセラーやコーチング界隈の人たちは口を揃えて、こう言います。
連休中にNHKがシリーズで放映していた番組も「君の声が聴きたい」でした。
最近はビジネスの世界でもコンサルティングの人たちがさかんに「聞く」を提唱しています。
学校はもちろん、ビジネスの世界にまで広がっている「聞く」の推進。そういえば、日本の総理大臣も「聞く力」とおっしゃっていましたっけ。
「聞く」は、話した人が「聞いてもらった」という気持ちになれることが大事です。でも、これがなかなかできない。つい、(頼まれてもいないのに)アドバイスしてしまったり、聞きたいことだけを話させようとしたり。
「トーキングゲーム」は「ひたすら相手の話をだまって聴く」ゲームです。でも、ときおり、親が子どもから何かを聞き出す道具に使われてしまうことがあるようです。親の魂胆というのは見透かされるのが常でして、子どもはその手にはのらないと思います。
聞きたいことだけ聞いて終わりにしてしまうと、いつまでたっても、「聞いてもらった」感がなく、心が満たされません。
「聞く」が、ことさら取り上げられるようになったのも、きっと、世の中、聞きたいことだけ聞いて終わりにしてしまう人が多いからかもしれません。私も、聞きたいことだけ聞いて終わりにするところがあるので、きっとだれかをさびしい気持ちにさせてしまっています。
トビラコ店主
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