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トビラコへ、ようこそ。
~店先で、ちょこっとおしゃべり~
お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
配慮の足りない言葉のひとつが「使いやすいかどうかは、子どもに聞いてください」だと思い知らせれました。
「子どもに聞く」は、一見正しいようで、じつはいろいろな子どもがいることが考慮されていないんですよね。
きっかけは、座位保持椅子ザフシステムスクールをお試しいただいたお客さんの一言でした。
「座り心地が良いかどうかは、お子さんに聞いてみるのがいちばん」とお伝えしたところ、「うちの子、発語がないので」と言われて、自分の想像力のなさに気づかされました。
結局、支援学校の先生と保護者であるお客さんで、お子さんの座っている様子を見ながら判断していただいたのですが、驚いたのは支援学校の先生の観察です。
「これで良いと思う」という保護者に、先生は「いや、わずかにお尻のところが浮いているから長時間座るとズレてくる」とおっしゃいました。そこで、メーカーに相談したところ、「そういう時のための」専用のクッションを紹介してくれて、お尻を安定させることができたのでした。これで、お子さんが長時間、楽に安定した姿勢で座ることができるようになりました。
その時は良くても、長時間経過したら座りづらくなるところまで見通してくれる先生は、さすがです。
座位保持椅子シュクレNも発語がないお子さんが使うことが多く、作業療法士や理学療法士が間に入ってサイズを決めたり、オプションを決めたりしています。
シュクレNのメーカーでもあるアシストの社長の村上潤さんは、よく体験会を開催しています。子どもにシュクレNに座ってもらいながら、傾斜の角度やヘッドレストの角度を調整するなどして、「ここしかない位置」を決めると子どもが笑顔になります。子どもの表情が決め手になるのです。
コミュニケーションの手段は言葉のやりとりだけではないということをわかっていたつもりでも、つい言葉に頼って「子どもに聞いてみてください」なんて、聞いたふうなことを言っていました。でも子どもに聞くの「聞く」は、何も言葉だけではありません。表情であったり、子どもが発する空気も含め、子どもが発信しているすべてなんですよね。
トビラコ店主
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小学館子育てサイトHugKumでtobiracoのコミュニケーションゲームが記事になりました。
筑波大学附属特別支援学校の先生に聞いた!発達障害の子どもたちにコミュニケーションカードゲームが有効な理由
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