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2024.04.06

トビラコへようこそ

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。


 
発達障害の子が叱られずにすむように、自信をなくさないように。
 
特別支援学校の先生が、そんな思いで紹介してくれた道具のひとつに水で書くお習字セットがあります。
 
墨の代わりに水を筆につけて、セットされている特殊な紙に書くと文字が書けます。水が乾くと文字が消えて何度でも書けるので練習にはピッタリです。
 
水で書くお習字セットは特に発達障害の子のために考案されたわけではありません。何度も練習できるようにと考えられたのだと思います。でも、それが墨のついた筆を振り回してしまう子や、墨だと緊張して書けない子にも向いていたわけです。
 
筆に墨をちょうど良い量つけて書くのは意外と難しかもしれません。たっぷり墨をつけて筆をあちこちに向けてしまうと、そこらじゅうに墨が飛び散ります。他の子に飛び散ったらクラスでトラブルになるでしょう。服についたら、お母さんに叱られます。そのような子を見てきた特別支援学校の先生だからこそ、水で書くお習字セットを見たときに「これだ」と思ったのでしょう。
 
また、特別支援学校の別の先生は、水で何度も書けるお習字セットは「緊張しないで、のびのび書ける」というのです。なるほどそのような見方もあるわけです。極度に失敗をおそれる子だと、真っ白な半死に黒い墨汁をつけた筆を持つだけで緊張してしまうかもしれません。
 
発達障害の子のために作られていなくても、子どもたちをよく見ている先生というのは、常にアンテナを張っているので刺さるんですね。
 
それにしても「叱られない」を基準に、子どもたちのための道具を考える先生っていいですよね。

 

 

トビラコ店主

 

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すきなのどっち? きもち・つたえる・ボード トライゲーム やってみたいのはどっち?を考案した佐藤義竹先生の『自信を育てる 発達障害の子のためのできる道具』(小学館)、好評発売中!

トビラコ 書籍 『自信を育てる 発達障害の子ためのできる道具』
 
小学館子育てサイトHugKumに佐藤義竹先生のインタビュー記事が掲載されました。
 

発達障害の子どもたちの「苦手」や「できない」が私を成長させてくれた。子どもを診断名でラベリングしないで!【筑波大学附属特別支援学校・佐藤義竹先生】

 

 
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